シリーズ〈日常術〉
野中モモの「ZINE」―小さなわたしのメディアを作る

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  • サイズ A5判/ページ数 148p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784794971715
  • NDC分類 050
  • Cコード C0095

内容説明

ZINEは楽しい。楽しいと感じたら、すぐに作れる。「読む人」はいつだって「作る人」だ。自らZINEを作り、探し、紹介してきた著者が、自身の経験を語り、同じくZINEのとりこになった人たちの声を伝えることで、色鮮やかなZINEの世界を案内する。

目次

1章 ZINEと私―個人的メディア史・20世紀から21世紀へ(紙とペンからはじまる遊び;自分で発信すると世界が広がる;ZINEを届ける、場を作る)
2章 ZINESTERに会いに行く(佐藤麗生さん―芸術と生活とZINE;こやまさん―ちょっとだけ広がる可能性;内田翼さん―ものを作ることで人とつながる ほか)
3章 ZINEのあるところに人が集まる(作る・読む・集まる―ZINEの集いとイベント;ZINE取扱店の現場から―海外事情座談会)

著者等紹介

野中モモ[ノナカモモ]
1973年、東京生まれ。ライター、翻訳者(英日)。2007年に自主制作出版物のオンラインショップ「Lilmag」を開店(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

阿部義彦

18
手作り感溢れる小冊子=ZINE に関する全てを開陳してる、類書のない日常術です。例として取り上げられたZINEたちのチャーミングな事ったら有りません。私的には印刷されたものより手書きのものの方が味わいがあって好きです。大上段に構えないささやかな贅沢さとでも言えば良いのか。とにかく面白かったです。フィジカルとして手に取れる圧倒的存在感は何時の時代も確実に需要があるのでは無いかと思いました。てすさびでも良いのでやはり何かを表現してしまうのが人間の性7日も知れません。その入口には最適な本です。2020/07/23

くさてる

17
「個人または少人数の有志が非営利で発行する、自主的な発行物」であるZINEについて、著者自身の歴史を踏まえながら語られる一冊。いわゆる同人誌といってしまえば、馴染みがある人も多いと思うのだけど、一般的なそれよりは狭く深く、個人の色合いが強い気がします。どんなかたちであっても、自分を表現することは救いだなと思いました。ZINEを発行する人へのインタビュー、入手するためのイベント紹介などもあります。2020/07/25

meg

13
野中モモのZINE愛に励まされる。ZINEはもっとラフに手に取りたいしいつか作ってみたい。 ZINE以外にもさまざまな社会問題の問いかけがあり、とてもいい。 バイブルのような本。 そして装丁がかわいい。2024/01/13

mochi

8
高校生の頃から新聞や小さな冊子を作ったり、架空の物語や脚本を考えたりするのが好きで、それをmagazineのzineというのだと知った。フランス語で「お店」をmagasin(マガザン)というのは知っていたが、やはりmagazineと関わりがあったとのこと。色々発信したいことがあって、zineをまた作ってみたいと思うのだが、構成とか他人の目とかを気にしすぎ・考えすぎてなかなか完成までいかない。でも考えたり創作したりするのは楽しい。野中モモさん、パワフルで素敵な人。色々なことに囚われすぎない自分でいたい。2022/02/26

チェアー

8
自らのZINE史を語った本。 自分の世界を、この世界のなかでどう囲い込んで作るか。 作った世界を、わかってくれる人たちにどうやって見せるか。 それがZINEという表現手段だ。 そこでは何でもあり。強制も規制もない。そういう自己を解放できる場をどこかに作っておくことが大切なのだ。2020/06/20

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