出版社内容情報
全121項目からなる壮大な大著。『試行』に終刊まで連載された「目の知覚論」「身体論」「関係論」「了解論」の4部からなる長編評論『心的現象論』を収録する(※「目の知覚論」については著者の初出赤字入れ稿を底本とする)。月報はマニュエル・ヤン氏(歴史学者)、小田原のどか氏(彫刻家・評論家)、ハルノ宵子氏(作家・漫画家)が執筆。第31回配本。
目次
1 眼の知覚論(眼の構造;“変形”の構造)
2 身体論(古典ドイツの身体論について;二、三の現代的身体論について ほか)
3 関係論(“関係”とはなにか;“関係”としてみられた自己・他者・世界 ほか)
4 了解論(了解と時間性;了解の原基 ほか)