内容説明
長く深い時間の射程で考えつづけた思想家の全貌と軌跡。埴谷雄高との論争「重層的な非決定へ」と『死の位相学』の序に代えて書き下ろされた「触れられた死」などの評論・エッセイ、および連作詩の最後の時期を収める。
目次
1(祖母の影絵;メッセージ(『野性時代』連作詩篇63)
風文字(『野性時代』連作詩篇64) ほか)
2(大衆文化現考;季評・大衆文化;n個の性をもった女性へ ほか)
3(『野性時代』アンケート;電話アンケート スターリンがメジャーになるには?;『夕刊イトイ』復刊お祝いコメント ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
0
俺は、吉本に古臭いものとして嘲笑されていた「アジア」その深部、或いは革命を信じた黒田喜夫や、吉本がアンアンでコムデギャルソンを身に纏ってグラビアを掲載したことに対して「朝鮮戦争とベトナム戦争の血の上に『火事場泥棒』」の上での戦後資本主義に対する無自覚さに対して批判した埴谷雄高の方が好きだし、絶対的に正しいと思う。まあ、吉本(とその後継者たち)のこの居直りが可能だったのは、日本のアジアにおける地位の優位だったが、その優位が失墜/相対化された時、目も当てられない惨状だろう。現にそうなりつつある。2023/11/19
-
- 電子書籍
- 家政婦さんっ!【第16話】 魔法のiら…