出版社内容情報
1948年から1950年の間に書かれたすべての詩篇、評論、ノートを収録する。「詩稿?」「残照篇」の抹消詩47篇を初収録!「詩稿?」、「残照篇」の抹消詩47篇をはじめて収録!
「覚書?」、「箴言?」、「箴言?」ノートを完全復元!!
大学卒業、姉の死、いくつかの町工場での転職、特別研究生としての大学への復帰――これらの時期に書かれた3つの詩稿群と3つのノートを中心に、重要な長篇詩「(海の風に)」、「エリアンの手記と詩」を含む発表詩と発表評論を収録。第11回配本。
月報は、蓮實重彦氏・ハルノ宵子氏が執筆。
吉本隆明[ヨシモトタカアキ]
1924年、東京・月島生まれ。詩人、評論家。東京工業大学工学部電気化学科卒業。戦後日本の言論界を長きにわたってリードし、「戦後最大の思想家」などと称される。おもな著書に『言語にとって美とはなにか』『共同幻想論』『心的現象論』『マス・イメージ論』『ハイ・イメージ論』『最後の親鸞』『宮沢賢治』『戦後詩史論』『夏目漱石を読む』などがある。2012年逝去。
内容説明
「詩稿10」、「残照篇」の抹消詩四十七篇をはじめて収録!!「覚書1」、「箴言1」、「箴言2」ノートを完全復元!!!大学卒業、姉の死、いくつかの町工場の転職、特別研究生としての大学への復帰―これらの時期に書かれた三つの詩稿群と三つのノートを中心に、重要な長篇詩「(海の風に)」、「エリアンの手記と詩」を含む発表詩と発表評論を収録。一九四八年から一九五〇年までの間に書かれた詩篇、評論、ノートのすべて。
目次
1(詩稿10;詩稿10・抹消詩 ほか)
2((海の風に)
青い並木の列にそひて ほか)
3(詩と科学との問題;ラムボオ若くはカール・マルクスの方法に就ての諸註 ほか)
4(覚書1;箴言)
5(日時計篇(上))