北欧に学ぶ 好きな人ができたら、どうする？

ヘアツォーク，アンネッテ【作】〈Ｈｅｒｚｏｇ，Ａｎｎｅｔｔｅ〉/クランテ，カトリーネ〈Ｃｌａｎｔｅ，Ｋａｔｒｉｎｅ〉/ブラインホイ，ラスムス【イラスト】〈Ｂｒｅｇｎｈｏｉ，Ｒａｓｍｕｓ〉/枇谷 玲子【訳】

晶文社（2019/09発売）

• サイズ B5判／ページ数 128p／高さ 25cm
• 商品コード 9784794971005
• NDC分類 726.1
• Cコード C0011

出版社内容情報

脳やホルモンのしくみ、哲学者の言葉、物語で描かれる悲恋、文化ごとにちがう恋愛の風習と結婚制度、避妊具の役割など、性にまつわる心と体の問題をさまざまな角度から学べる、教育先進国デンマークならではのアイデアがつまった一冊！

内容説明

ヴィオラとストームは、お互いに相手のことが気になる存在。ふとしたことからふたりの距離は縮まるが、そこから先に踏み出せない。相手の気持ちをたしかめるにはどうしたらいい？自分の感情や体になにが起こってるの？周りのみんなに冷やかされない？告白して、それから先はどうなるの？セックスのことって、どう考えればいいんだろう？ヴィオラの物語とストームの物語が、本の真ん中で出会います。ふたりはお互いの気持ちを伝え合えるのか―？脳やホルモンの仕組み、哲学者の言葉、物語で描かれる悲恋、文化ごとにちがう恋愛の風習と結婚制度、避妊具の役割など、性にまつわる心と体の問題をさまざまな角度から学べる、教育先進国デンマークならではのアイデアが詰まった一冊！

著者等紹介

ヘアツォーク，アンネッテ［ヘアツォーク，アンネッテ］ ［Ｈｅｒｚｏｇ，Ａｎｎｅｔｔｅ］
１９６０年、旧東ドイツ生まれ。児童書、児童劇作家、ラジオ・ドラマ脚本家。ドイツ、グライスヴァルト大学で英語とデンマーク語を学んだ後、ベルリンで通訳、翻訳家に。ベルリンの壁崩壊後の１９９１年、夫と４人の子どもとともにコペンハーゲンに移住。ＷＨＯや欧州環境機関に勤めながら児童書の執筆活動を始め、２０００年に作家デビュー。カトリーネ・クランテと組んだ『Ｆｌｙｖｅｒｅ　ｐ〓　ｈｉｍｌｅｎ（空の飛行機）』で２００９年デンマーク・ブックデザイン賞ノミネート、『Ｐｓｓｓｔ！（ねえ！）』で２０１４年デンマーク漫画賞受賞、２０１７年ドイツ児童文学賞ノミネート。『北欧に学ぶ　好きな人ができたら、どうする？』は２０１７年デンマーク教育省の物書き賞受賞、北欧会議児童文学賞、オーラ賞にノミネート。著書多数

クランテ，カトリーネ［クランテ，カトリーネ］ ［Ｃｌａｎｔｅ，Ｋａｔｒｉｎｅ］
１９７３年生まれ。デンマークのイラストレーター。アンネッテ・ヘアツォークとの共作『空の飛行機』で２００８年の年間最優良本の手仕事賞、『ねえ！』で２０１３年文化省イラストレーター賞を受賞

ブラインホイ，ラスムス［ブラインホイ，ラスムス］ ［Ｂｒｅｇｎｈｏｉ，Ｒａｓｍｕｓ］
１９６５年生まれ。デンマークのイラストレーター、画家。キム・フォップス・オーカソンをはじめデンマークを代表する作家たちの作品にイラストをつける売れっ子イラストレーター。２００７年文化省イラストレーター賞、２０１６年ブリクセン賞など多数の賞に輝く

枇谷玲子［ヒダニレイコ］
１９８０年、富山県生まれ。２００３年、デンマーク教育大学児童文学センターに留学（学位未取得）。２００５年、大阪外国語大学（現大阪大学）卒業。在学中の２００５年に翻訳家デビュー。北欧書籍の紹介に注力している（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[♪みどりpiyopiyo♪]

「恋をすると心が張りさけそうになり、自分の体が今までとはちがったものに感じるのは、男の子も女の子もいっしょ。お互いの気持ちや体のことを知って、想いを伝える一歩を踏み出そう！」■初めて恋をした子供達に贈りたい素敵なご本を読みました。デンマークのグラフィックブックです。■思春期の心と体について、男女2人の視点で学べます。学校や家での会話に共感したり、突如始まる偉人達の言葉や古典文学の中の恋愛の突き抜け具合に笑ったり。気軽に笑って 大事な事が飲み込めそうな良いご本でした ( ' ᵕ ' ) （2018年）（→続

2020/01/26

[小鈴]

図書館新刊コーナーにあったので借りてみたが、「北欧に学ぶ」ってほど特に学ぶことはなかったかな。逆に、北欧だろうと日本だろうとティーンエイジャーは変わらないって思いました。北欧の学校で性教育の授業を聞いている学生は日本人と変わらないわ。ニヤニヤ騒いでいる感じとかね。この本は前が女の子バージョン、後ろは男の子バージョンから始まります。

2019/11/03

[Hiroki Nishizumi]

構成が面白い。北欧も日本も若者の思いは変わらないね。

2019/11/19

[みーちゃん]

離婚の他の選択肢 結婚生活の一休み。お祭りの8日間、別のパートナーと過ごすなど、いろんな国の結婚を紹介している。 初めて恋をした子供達へ贈る本。 過激にみえるが、とても自由な考え方を推奨していて、いいと思った。正解なんてないから、気持ちのいい選択をしていってほしい

2019/10/06

[らいしょらいしょ]

これを参考に、きちんとした性教育を！…というふうには日本ではならんだろうなあ。しかし率直にストレートに、授業でやっちゃうんだな。家庭でも、あんな風にお父さんやお母さんが言ってくれるなら、モヤモヤしてる子供たちも、間違ったとこから間違った情報入れないよね…　うまく伝えられなくてしんどいのは国が違えど同じ。失恋したら、どう癒していいのかわからなくてしんどいのも同じ。自分を大事にして、時間をかけていろんな良い体験をして欲しいなぁ。

2019/12/28