あとがき

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あとがき

  • 片岡 義男【著】
  • 価格 ¥2,970(本体¥2,700)
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  • サイズ B6判/ページ数 529p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794970602
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

『ぼくはプレスリーが大好き』から『珈琲が呼ぶ』まで、片岡作品の単行本・文庫にある〈あとがき〉150点余りを刊行順に全て収録。「ぼくは〈あとがき〉を書くのが大好き。〈あとがき〉を考えると次回作への期待とアイディアでいっぱいになる」……1970年代から現在まで40年以上にわたり、次々に新作を発表し続けている作家・片岡義男。その作品はもちろんだが、じつは〈あとがき〉がすこぶる面白い。1974年刊行の『ぼくはプレスリーが大好き』から2018年の新刊『珈琲が呼ぶ』まで、単行本・文庫にある〈あとがき〉150点あまりを刊行順にすべて収録。片岡義男のエッセンスが満載の一冊!

1970年代  9
『ぼくはプレスリーが大好き』『10セントの意識革命』『友よ、また逢おう』『ロンサム・カウボーイ』『スローなブギにしてくれ』『ヘルプ・ミー! 英語をどうしよう』『町からはじめて、旅へ』『彼のオートバイ、彼女の島』『サーフシティ・ロマンス』『スターダスト・ハイウエイ』『アップル・サイダーと彼女』『波乗りの島』

1980年代  73
『いい旅を、と誰もが言った』『コーヒーもう一杯』『限りなき夏 1』『吹いていく風のバラッド』『俺のハートがNOと言う』『and I Love Her』『ターザンが教えてくれた』『Ten Years After』『湾岸道路』『彼女が風に吹かれた場合』『美人物語』『彼とぼくと彼女たち』『ドライ・マティーニが口をきく』『5Bの鉛筆で書いた』『ブックストアで待ちあわせ』『メイン・テーマ 1』『メイン・テーマ 2』『メイン・テーマ 3』『誰もがいま淋しい』『すでに遥か彼方』『彼女から学んだこと』『ミス・リグビーの幸福』『ふたとおりの終点』『紙のプールで泳ぐ』『彼のオートバイ、彼女の島 2』『微笑の育てかた』『最愛のダーク・ブルー』『桔梗が咲いた』『私は彼の私』『タイプライターの追憶』『嘘はほんのり赤い』『個人的な雑誌 1』『ドアの遠近法』『星の数ほど』『彼らと愉快に過ごす』『片岡義男〔本読み〕術・私生活の充実』『?よせてホノルル』『個人的な雑誌 2』『今日は口数がすくない』『魚座の最後の日』『恋愛小説』『本についての、僕の本』『生きかたを楽しむ』『ミッチェル』『彼女と語るために僕が選んだ7つの小説』『愛してるなんて とても言えない』

1990年代  205
『永遠の緑色』『彼らに元気が出る理由』『緑の瞳とズーム・レンズ』『yours―ユアーズ―』『シヴォレーで新聞配達』『思い出の線と色彩』『日本訪問記』『最愛の人たち』『海を呼びもどす』『カヌーで来た男』『絵本についての、僕の本』『僕が書いたあの島』『本を読む人』『自分を語るアメリカ』『昼月の幸福』『なぜ写真集が好きか』『アメリカに生きる彼女たち』『「彼女」はグッド・デザイン』『彼の後輪が滑った』『私も本当はそう思う』『東京青年』『映画を書く』『ここは猫の国』『女優たちの短編』『日本語の外へ』『赤いボディ、黒い屋根に2ドア』『東京のクリームソーダ』『音楽を聴く』『キャンディを撮った日』『日本語で生きるとは』

2000年代  345
『坊やはこうして作家になる』『英語で日本語を考える』『半分は表紙が目的だった』『東京を撮る』『東京22章』『英語で日本語を考える 単語篇』『夏の姉を撮る』『音楽を聴く 2』『エンド・マークから始まる』『私の風がそこに吹く』『道順は彼女に訊く』『謎の午後を歩く』『私はいつも私』『七月の水玉』『文房具を買いに』『ホームタウン東京』『影の外に出る』『自分と自分以外』『吉永小百合の映画』『物のかたちのバラッド』『白いプラスティックのフォーク』『青年の完璧な幸福』『映画の中の昭和30年代』『一九六〇年、青年と拳銃』『白い指先の小説』『ナポリへの道』『なにを買ったの? 文房具。』『名残りの東京』『ピーナツ・バターで始める朝』

2010年代  455
『階段を駆け上がる』『ここは東京』『木曜日を左に曲がる』『言葉を生きる』『恋愛は小説か』『日本語と英語』『真夜中のセロリの茎』『私は写真機』『ミッキーは谷中で六時三十分』『パッシング・スルー』『給料日』『スローなブギにしてくれ』『歌謡曲が聴こえる』『去年の夏、僕が学んだこと』『この冬の私はあの蜜柑だ』『コーヒーにドーナツ盤、黒いニットのタイ。』『と、彼女は言った』『ジャックはここで飲んでいる』『万年筆インク紙』『珈琲が呼ぶ』

あとがき  525

片岡義男[カタオカヨシオ]
著・文・その他

内容説明

1974年刊行の『ぼくはプレスリーが大好き』から2018年の新刊『珈琲が呼ぶ』まで、単行本・文庫にある“あとがき”150点あまりを刊行順にすべて収録。片岡義男のエッセンスが満載の一冊!

目次

1970年代(『ぼくはプレスリーが大好き』;『10セントの意識革命』 ほか)
1980年代(『いい旅を、と誰もが言った』;『コーヒーもう一杯』 ほか)
1990年代(『永遠の緑色』;『彼らに元気が出る理由』 ほか)
2000年代(『坊やはこうして作家になる』;『英語で日本語を考える』 ほか)
2010年代(『階段を駆け上がる』;『ここは東京』 ほか)

著者等紹介

片岡義男[カタオカヨシオ]
1939年東京生まれ。文筆家。大学在学中よりライターとして「マンハント」「ミステリマガジン」などの雑誌で活躍。74年「白い波の荒野へ」で小説家としてデビュー。翌年には「スローなブギにしてくれ」で第2回野性時代新人文学賞受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳などの執筆活動のほかに写真家としても活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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踊る猫

28
片岡義男の書くものを読むたびにその文体(いや「声」か)の力強さ/明快さ/明晰さに唸らされる。彼が英語をベースとして考えているからというのもあるのだろうし、コミックを読む少女たちの姿から小説を平明に書く着想を掴んだ逸話が教える通り根っこの部分で読者を信頼して言葉を投げかけている、その野心とポジティブな態度もまた由来しているのだろう。この「あとがき」集を読み返していると驚くほど彼が初期から独自の文体を生み出し、クリスプな姿勢を貫き続けてきたことを教えられる。彼の文章こそ「他者」が生み出したエクリチュールでは?2023/02/22

踊る猫

26
多分片岡義男の中では、書くことと考えることはつながっているのだろう。物事について批評的に捉え、そしてそれについて理知的に考える(その過程で自分の中で「彼女」を召喚させ、自己内対話に励む)。そうして得られたものについて書く。そうすると書いたものが彼の眼前に現れ、彼は読者として彼の書いたものを読むことになりさらに思考は膨らむ。そうしたサイクルを自然体で行っているところに彼の強みがあるのだろうと思う。本を「あとがき」から読むくせのある私としてこの企画は非常に面白く思い、片岡の芸達者(?)な側面を知ることができた2022/08/12

aloha0307

23
すばらしい企画の本書☺ 自称 あとがき好き の片岡さん。長文もかなり...ルーツがEプレスリー そしてブルース(ロックンロールでなく)にあったとは驚きです。漢字を少なく、ひらがなを多くして分かりやすく若者受けする作品を...編集者からの言葉で路線転換した第一作があの”スローなブギにしてくれ”(古尾谷さん 懐かしい...)なのです。その あとがき が秀逸 ”小説による もてなし”です☺ ”書き手の頭から言葉を介して読み手の頭へと移植されていく” 物語はすべてそれを読む人のもの、と仰っています☺2019/04/20

踊る猫

22
片岡義男は、もしかすると池澤夏樹的な「旅行者」なのかもしれないし、田中康夫的な「風俗作家」なのかもしれないし、思慮深い思想家/知識人なのかもしれないとも思う。時代と同衾しつつ/時代を乗りこなしつつ、しかし淘汰されることなく成熟して生き残って来た。そんなひとりの「遊歩者」(?)の姿がここにあるように思う。固有名詞が殆ど登場しないので、今読んでも全く古臭くなっていないことに驚く。片岡義男が評価されるべきなのはむしろこれからなのではないか、とも思われるのだ。そんな可能性を垣間見せてくれる書物として、大いに推す!2018/10/25

踊る猫

18
ここまで言葉にこだわる作家だとは、と(2度目の読書であり、あるいは彼の他の本を読んで知っていたことではあったにしろ改めて)唸らされてしまう。風俗小説を量産していた頃の彼も、実はその当時の出版業界や映画産業の盛衰を睨んで書いていた戦略的な批評家であったことがわかり、それを読むだけでも従来の彼のイメージを刷新するきっかけにはなるだろう。次々とエネルギッシュに本を出していた彼の日記でもあり、書くことがそのまま考えることでもあった彼の思索の歴史をたどる本としても読める。どの考察にも後の仕事に繋がるヒントが存在する2021/11/08

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