白井晟一の原爆堂―四つの対話

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  • サイズ B6判/ページ数 252p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794970282
  • NDC分類 520.4
  • Cコード C0052

出版社内容情報

1955年、白井晟一の「原爆堂」は核の問題と対峙する建築として『新建築』誌上でいくつかの図面とパースが発表されたが、ついに実現することはなかった。半世紀が過ぎ、2011年3月11日に起きた東日本大震災における未曾有の破壊と福島第一原子力発電所の事故を経験し、いま「原爆堂」に託された問いがアクチュアルな意味を帯びている。白井晟一の思想や言葉を手がかりに「原爆堂」の今日的な意味を、岡?乾二郎(造形作家)、五十嵐太郎(建築史家)、鈴木了二(建築家)、加藤典洋(文芸評論家)という4人との対話から探る。序論・聞き手は白井?磨(白井晟一研究所主宰)。


白井晟一について Seiichi SHIRAI
建築家。1905年、京都生まれ。京都高等工芸学校(現在の京都工芸繊維大学)図案科を卒業後、渡欧しハイデルベルク大学及びベルリン・フンボルト大学でカール・ヤスパース等に師事。1933年に帰国し、建築家として活動を始める。代表的な建築に「ノア・ビル」「虚白庵」「呉羽の舎」「親和銀行」「浅草善照寺」「松井田町役場」「秋ノ宮村役場」など。高村光太郎賞、建築年鑑賞、建築学会賞、毎日芸術賞、芸術院賞、サインデザイン賞を受賞。装丁家・書家としても実績を残す。エッセイ集に『無窓』(1979年、筑摩書房/2010年、晶文社)がある。1983年死去。1955年立案の「原爆堂」は実現していない計画案だが、現代文明に対する根源的な問いかけを今日もなお続けている。

原爆堂について ――白井晟一
図版(パース/断面透視図/一階平面図/地階平面図/鳥瞰配置図)
序 言葉と建築 白井晟一の戦後と原爆堂構想 ――白井?磨

***四つの対話 聞き手:白井?磨

岡?乾二郎「建築の覚悟」
五十嵐太郎「社会と建築家の関係」
鈴木 了二「建築が批評であるとき」
加藤 典洋「未来と始原の同時探求」

あとがき 

岡?乾二郎[オカザキケンジロウ]
著・文・その他

五十嵐太郎[イガラシタロウ]
著・文・その他

鈴木了二[スズキリョウジ]
著・文・その他

加藤典洋[カトウノリヒロ]
著・文・その他

白井?磨[シライイクマ]
著・文・その他

内容説明

一九五五年、白井晟一の「原爆堂」は核の問題と対峙する建築として『新建築』誌上でいくつかの図面とパースが発表されたが、ついに実現することはなかった。半世紀が過ぎ、二〇一一年三月一一日に起きた東日本大震災における未曾有の破壊と福島第一原子力発電所の事故を経験し、いま「原爆堂」に託された問いがアクチュアルな意味を帯びている。白井晟一の思想や言葉を手がかりに、「原爆堂」の今日的な意味を四人の識者との対話から探る。

目次

原爆堂について(白井晟一)
図版
序 言葉と建築―白井晟一の戦後と原爆堂構想(白井〓磨)
四つの対話(聞き手 白井〓磨)(岡崎乾二郎―建築の覚悟;五十嵐太郎―社会と建築家の関係;鈴木了二―建築が批評であるとき;加藤典洋―未来と始原の同時探求)

著者等紹介

岡〓乾二郎[オカザキケンジロウ]
1955年、東京都生まれ。造形作家。武蔵野美術大学客員教授。82年パリ・ビエンナーレ招聘以来、数多くの国際展に出品。2002年のヴェネツィア・ビエンナーレ第8回建築展では日本館ディレクターを務めた

五十嵐太郎[イガラシタロウ]
1967年、フランス・パリ生まれ。建築史家、建築評論家。東京大学工学系大学院建築学専攻修士課程修了。博士(工学)。東北大学大学院工学研究科教授

鈴木了二[スズキリョウジ]
1944年、宮城県生まれ。建築家。早稲田大学栄誉フェロー・名誉教授。早稲田大学大学院池原義郎研究室修了。自身の作品を「物質試行」としてナンバリングし、建築、絵画、彫刻、インスタレーション、書籍、映像など多領域で創作活動を展開

加藤典洋[カトウノリヒロ]
1948年、山形県生まれ。文芸評論家。早稲田大学名誉教授。東京大学文学部仏文科卒。『言語表現法講義』(岩波書店)で新潮学芸賞、『敗戦後論』(講談社/ちくま学芸文庫)で伊藤整文学賞、『テクストから遠く離れて』(講談社)と『小説の未来』(朝日新聞出版)で桑原武夫学芸賞を受賞

白井〓磨[シライイクマ]
1944年生まれ。国際基督教大学人文科学科卒業後、ベルリン自由大学哲学科、ベルリン造形大学建築科留学。73年より白井晟一研究所所属、83年白井晟一没後は同所主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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林克也

5
これはきのこ雲だ・・・・・・。 建築家として戦争とどう向き合うか、そして二度と戦争を起こさないためにどうするか、ということへの意思表示だと思った。 岡崎乾二郎さんの、日本的創造というのは「いかに日本をでっち上げるか、ということ」というコメントに深く納得します。 五十嵐太郎さんの隈研吾に対するコメント、深く納得します。 2019/06/23

比丘尼坂

0
もやもやしていた白井晟一の理解がやっと整理できそうな論稿(対談ですが)に出会えました。 何度も読んで、きっちり消化したいと思います。2020/11/10

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