日本の気配

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  • サイズ B6判/ページ数 296p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794969941
  • NDC分類 304
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「空気」が支配する国から、「気配」で自爆する国へ。一億総忖度社会の日本を覆う、危険な「気配」を追うフィールドワーク。「空気」が支配する国だった日本の病状がさらに進み、いまや誰もが「気配」を察知することで自縛・自爆する時代に? 「空気」を悪用して開き直る政治家たちと、そのメッセージを先取りする「気配」に身をゆだねる私たち。一億総忖度社会の日本を覆う「気配」の危うさを、さまざまな政治状況、社会的事件、流行現象からあぶり出すフィールドワーク。


■第1章 空気と気配
ヘイトの萌芽/「われわれ」とは誰なのですか/あいつがテロリストかもしれないよね/悲しみをとどめる/「笑われる」気配

■第2章 政治の気配
胸に刻み続ける?官設?話法/「他よりマシ」と付き合う/憤りを引きずる/嘲笑のひとつひとつを許さない/「ハーフ」ではなく「ダブル」/「2020年」でうやむやにする人たち/国民を置き去りにする政治の「正しい言葉」/正しい家族になりましょう/空気を管轄する

■第3章 愚者と巧者
「誤解」と言わせないための稲田朋美入門/小池百合子のテレビ活用法/「昭恵夫人だから」で許しちゃう感じ/イヴァンカ・トランプ初来日公演/ショーンKとの向き合い方/乙武氏の不倫を許そうとした雰囲気/長谷川豊の「日本語の持つ力」/秋元康の「右傾化」パフォーマンス/野田佳彦の「ドヤ顔レトリック」がいつも微妙/なんと、美しく下品であるのだろう/思うがままに糞をする

■第4章 隷従する私たち
予測された混迷─ただ解体が進んだ国立競技場/地方創生と原発広告/首相を揶揄する落書きを描いた場合のみ逮捕される社会/軽減税率適用を懇願する新聞・出版の体たらく/左派が天皇陛下の言葉にすがる理由/鼻くそを自由にほじれない社会/一体どこまで監視を許容するのか/マイナンバーを提供しません/子どもにすがる消費税増税CM/「安楽死」を?お涙頂戴?の新ネタにするな/「ダウン症が増えました」という記事の暴力性/ニール・ヤングがスターバックス不買運動を起こした理由

■第5章 強いられるコミュニケーション
駅長の言葉に歯向かう/訃報をこなす感じ/「させていただく」への違和感/吃音者と「コミュニケーション」能力/「ありがとうございました」と言ってくれるかもしれない/コミュニケーションを「能力」で問うな



武田砂鉄[タケダサテツ]
著・文・その他

内容説明

「空気」が支配する国から、「気配」で自爆する国へ。一億総忖度社会の日本を覆う、危険な「気配」を追うフィールドワーク。

目次

第1章 空気と気配(ヘイトの萌芽;「われわれ」とは誰なのですか ほか)
第2章 政治の気配(胸に刻み続ける“官設”話法;「他よりマシ」と付き合う ほか)
第3章 愚者と巧者(「誤解」と言わせないための稲田朋美入門;小池百合子のテレビ活用法 ほか)
第4章 隷従する私たち(予測された混迷―ただ解体が進んだ国立競技場;地方創生と原発広告 ほか)
第5章 強いられるコミュニケーション(駅長の言葉に歯向かう;訃報をこなす感じ ほか)

著者等紹介

武田砂鉄[タケダサテツ]
1982年東京都生まれ。出版社勤務を経て、2014年秋よりフリーライターに。著書に『紋切型社会―言葉で固まる現代を解きほぐす』(朝日出版社、第25回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ハイランド

83
日頃微かに感じても見逃したり、そのままほっておいている違和感を掘り下げてくれた良本。国は何故国民を管理し、コントロールしようとするのだろう。膨大な税金を使い宣伝しているマイナンバーカードの目的は、国が国民の健康状態や資産状況、果ては事故歴やと読書傾向まで、一元管理するためである。管理された国民は、やがて国にコマのように使われる運命を辿る。国民を管理したい国の政治家は、私達が苦労して納めた税金にたかるアリのようにしか思えない。だから私達は考えなければならない。違和感の正体を。国が何処に行こうとしているかを。2022/09/17

どんぐり

79
山本七平『「空気」の研究』、そして3・11以降あいまいな日本の心性を再稼働させている「気配」の在り処を、現代の社会問題と社会現象から見つめる評論集。言いたいことも言わずに周りの大きな声に同調し、流されていく日本人。いつのまにか、多くの国民の声を「その場」から排除する体制ができあがっている。この嫌な「気配」に、シニカルな議論を提示するのが、著者の本領とするところである。前著『紋切型社会』同様、舌鋒は鋭く、面白い。2018/12/02

けんとまん1007

54
今の時代への警鐘。以前から感じていたことが、すっきりと言語化されて、整理できた。ますます言葉が軽くなり、視点が近視眼的になり、不可思議な「まともなことが通じない」時代。忘れてはいけないことを忘れさせる、世の中の意図を感じるので、この1冊は、自分の支えになると思う。2018/09/15

とよぽん

44
「今、力のある人たちに、自由気ままに社会を握らせすぎだと思う。」と、あとがきにある。時代や社会の「空気」ではなく「気配」(周囲の状況から何となく感じられるようす)を、著者武田砂鉄さんはほじくって書き出した。知らなかったこと、鈍感でスルーしていたこと、なんとなくモヤモヤしていたこと等々、読みながら怒ったり共感したり納得したりの1冊だった。とんでもない人たちが舵取りをしている。でも、改革するリーダーは現れない。この日本の気配・・・。2019/12/31

ケイティ

34
雑誌のコラムで気になっていて、春から始まったTBSラジオのレギュラーで一気に心掴まれました。視点が独特、というか多くの人が「ん?」とかすめるモヤモヤを見事言語化してくれる。そして、深く鋭い考察と指摘。個人の見解なので偏っていて当然ですが、一切誰にもどこにも忖度をしない姿勢が潔くて信頼できる。ラジオの語り口もそうだが、キレの良さが見事です。 2019/06/09

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