韓国文学のオクリモノ<br> あまりにも真昼の恋愛

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韓国文学のオクリモノ
あまりにも真昼の恋愛

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  • サイズ B6判/ページ数 328p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794969934
  • NDC分類 929.13
  • Cコード C0097

出版社内容情報

恋をしたとまでは言えなくても、
恋愛っぽいなにかをした女と再会して、
お互いが気づいてしまったらどうなるだろう。
視線は一方的でなければならず、
交換されてはならなかった――。

会社での地位を失った男が思い出したのは、
16年前のある関係だった。
第7回若い作家大賞を受賞した表題作や、
若い作家賞受賞作「趙衆均氏の世界」など、
今の世代の心の質感を描く9つの物語。

★2016年に韓国で刊行後すぐ若い読者層からの熱烈な支持を受けてベストセラーとなった小説集。
★「今日でなくても、私たちはいつかきっと会えるはず」――キム・グミ


あまりにも真昼の恋愛
趙衆均氏の世界
セシリア
半月

犬を待つこと
私たちがどこかの星で
普通の時代
猫はどのようにして鍛えられるのか


キム・グミ[キム グミ]
著・文・その他

すんみ[スンミ]
翻訳

内容説明

恋をしたとまでは言えなくても、恋愛っぽいなにかをした女と再会して、お互いが気づいてしまったらどうなるだろう。視線は一方的でなければならず、交換されてはならなかった―。会社での地位を失った男が思い出したのは、16年前のある関係だった。第7回若い作家大賞を受賞した表題作や、若い作家賞受賞作「趙衆均氏の世界」など、今の世代の心の質感を描く9つの物語。

著者等紹介

キムグミ[キムグミ]
金錦姫。1979年、韓国・釜山生まれ。出版社勤務を経て、2009年に短編「きみのドキュメント」でデビュー。14年に発表した最初の短編集『センチメンタルも毎日だと』で第33回申東曄文学賞を受賞。『あまりにも真昼の恋愛』は、若い作家賞受賞作「趙衆均氏の世界」、若い作家大賞受賞作「あまりにも真昼の恋愛」を収載した二冊目の短編集で、16年に刊行されるやベストセラーに。17年にも短編「チェスのすべてのこと」で第62回現代文学賞を受賞

すんみ[スンミ]
翻訳家。早稲田大学大学院文学研究科修了。ライター・書評家としても活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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藤月はな(灯れ松明の火)

94
この小説の世界は、日本でも感じている虚ろさと不安に満ちている。誰かを馬鹿にしつつもその内の一人になる事に内心、怯え、未来は不確定な上、確固たるものだと思っていた己の記憶や認識でさえ、信頼できないものだとしたら。韓国の映画や本で家父長制の歪みは知っていたが、それが弱くなると妻や母がそれまでの鬱憤を晴らすかのように苛烈な仕返しをする凄まじさが印象深い。「犬を待つ」は毒親ならぬ毒子の物語。全てを母親のせいにした上で馬鹿にしていたジヨンがその母の言葉から受ける衝撃。しかも彼女の言葉がそれを補強しているという応報さ2018/11/14

星落秋風五丈原

46
韓国といえば恨(ハン)はもう文化。それすら消えていこうとしている。貧しさなのか、あまりに早い現代社会のスピードなのか。かつての韓国にあった形にならないものが、確かになくなりつつある。このまま消えていけば、“あった”事を知る世代すらいなくなる。その状況は、日本も同じだ。私たちは、はっきりと、今無くしたもの、無くそうとしているものを言えるのか。それは、大して惜しくもないものなのか。それとも何とかして取り戻さなければならないのか。いや、どうすればいいかの判断基準すら、もはや、曖昧になってしまったのか。2018/05/15

りつこ

38
読んでいてなんとなく懐かしさを覚えるのだけれど、あーやっぱり違う、別の国の出来事だとも感じる。その場にいて感じる居たたまれなさは確かに一緒なのに、その反応がまるで違っていて、あーやっぱり違うんだ、と愕然とするような。でもしばらくして落ち着いて考えると、いややっぱりそれほどの違いはないのだと気が付いたり。韓国のワカモノの作品を最近続けて読んだが、とても面白い。近くて遠い国。だけどこうして小説を読むことで距離がぐっと縮まる。2018/05/26

aloha0307

26
珍しく韓国文学 9つの短編に合い通ずる 寂しさ はどこからくるのだろう...全編 曖昧さ、不確かさに貫かれるなんとも微妙なこころのざわめき(それはとても深い) 現代社会に対しての居心地の無さ&禁じ得ない違和感を映しているように見えてしかたありません。2018/09/08

ai

22
どれもふわっともやっとしていて掴みきれないまま終わるかんじ、なんだかスッキリしない読後感…でも所々で引っかかる文章もあり。あとがきに「既存の価値観の崩壊と、崩壊したあとの世界でどのような新しい生き方があり得るのかという、非常に不透明な兆しの手ざわりのようなもの」と書かれていて、まさにそれでした。2019/07/25

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