退歩のススメ―失われた身体観を取り戻す

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退歩のススメ―失われた身体観を取り戻す

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  • サイズ B6判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794969835
  • NDC分類 188.84
  • Cコード C0095

内容説明

一歩下がることからはじめる生き方とは。坐禅、五体投地、錬功、内観。古来の修行・稽古法から「自然体」への道を実践的に探求する。

目次

第1章 足腰が消えた時代に生きている(なぜ正坐すると足は痺れるのか;僧の坐禅嫌いが増えている ほか)
第2章 精神と身体を持ってしまった現代人(「いただきます」の世界観;自分はどこからやってきたのか ほか)
第3章 マインドフルネスと瞑想(本当は危険な坐禅;武術が反映する思想とは ほか)
第4章 生気論と機械論(私たちは気になり、気が向いたから生まれてきた;からだの左右観 ほか)
第5章 退歩するということ(修行にマニュアルは必要か?;止めることで観えるからだ ほか)

著者等紹介

藤田一照[フジタイッショウ]
1954年、愛媛県生まれ。東京大学大学院教育学研究科教育心理学専攻博士課程を中途退学し、紫竹林安泰寺にて曹洞宗僧侶となる。1987年よりパイオニア・ヴァレー禅堂に住持として渡米、近隣の大学や仏教瞑想センターでも禅の講義や坐禅指導を行なう。2005年に帰国。葉山町にて独自の実験的坐禅会を主宰。2010年よりサンフランシスコにある曹洞宗国際センター所長

光岡英稔[ミツオカヒデトシ]
1972年、岡山県生まれ。日本韓氏意拳学会会長、および国際武学研究会代表。多くの武道・武術を学び11年間ハワイで武術指導。2003年2月、意拳の創始者の高弟であった韓星橋先師と、その四男である韓競辰老師に出会い、日本人として初の入室弟子となる。現在、日本における韓氏意拳に関わる指導・会運営の一切を任されている。また国際武学研究会においては国内外の武術家・武道家に限らず人間の文化、身体、歴史を経験的に探究されている方々を招いての交流イベントなども主催している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

SOHSA

35
《図書館本》藤田師の著作は私にとってどれも愛読書となり手引きとなっている。昨今の藤田師の著作は他分野の人との対談が多いが、柔軟にフレキシブルに他から学ぼうとする姿勢そのものに憧憬と尊敬の念を抱く。本書もまた一見禅とは対照的な武術の大家・指導者である光岡英稔氏との対談であり、古の身体感を取り戻すことをテーマとして語り合われる。現代人の私には理解は容易でない。むしろ理解するのではなく実践を通じて内観するものなのか。自らの身体を通じて立ち昇ってくる声なき声をいかに力みなく観じ得るか、それが修行ということか。2020/06/24

takeapple

20
身体と身と体(躰、軀)が違うという話が衝撃的。近代以前の身体観に戻る必要があるというお話は、なるほどそうしていないからいつまで呼吸を見たりすることができないのかと思い当たる。内観、集注ということができたらすごいのだろう。また身体がシンメトリーでないということも確かにその通りだった。2018/09/01

あまね

17
武道も座禅も瞑想も不勉強な私なので、お二人の哲学が全て分かったとは言い難いのですが、伝わってくるものはありました。驚いたのは、しゃがむことができなくなっている日本人が多くなったとのくだりです。西洋の体への考え方と日本の体への考え方は古は違ったというお話も頷けました。体と心へのアプローチと考え方をパラダイムシフトさせてくれるような本でした。2018/02/13

コジターレ

11
禅×武術の対談本。大変興味深い本だった。時折内容についていけなくなるのは、話がマニアックという理由だけではなく、僕自身の身体が近代化されたものであり、それを支える近代化された身体観で本書を読んでいるからだろう。スポーツ化された武術の動きがシンメトリーなのに対して、歴史が長い武術の動きはアシンメトリーであることなどは、実に興味深い。太極拳を習う身として見つめていきたいテーマだ。身体論は学ぶほどに謎が増えて、ワクワクする分野だ。2018/08/03

T.Y.

11
アメリカでも禅を教授している曹洞宗僧侶・藤田一照と武術家・光岡英稔の対話。別の本でも光岡の触れていた「五俵担ぎ」の農婦の話に始まり、座禅はそもそも「安楽の法門」だったという話も受けて、「当時の身体性を取り戻す」ということが大きな軸となる。武道は「殺す」こととその危ないラインを知るもの、禅も世間の期待に応えるようなものではない、身体を要素に分解して各部分ごとに鍛える発想で動けるのか…話題はことごとく興味深い。当時の人の生き方を知らないと理解できないものがあるというのは本当に重要な指摘。2017/12/25

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