内容説明
ゲーム中毒、引きこもり、ニート…いまや記録的な数の男たちが、社会からはじかれている。学業では女子に敵わず、女性との付き合いや性関係でしくじり、正規の職に就くことができない。世界的な不況や、社会構造の変化、そしてネットの普及が、彼らをより窮地に追い込み、ゲームやネットポルノの中に縛り付けている。本書は、行動心理学、社会学、生理学の成果などを駆使しながら、今、若者たち、特に男性にどんな変化が起きているのかを検証。さらにその原因を解明していく。社会の変化によって、「男らしさ」や「男の役割」も変更を迫られている。先進国共通の男子の問題に、解決策はあるのか?
目次
1 症状(教育に幻滅;労働力からの脱落;度を越えた男らしさ―ソーシャル・インテンシティ・シンドローム(SIS) ほか)
2 原因(船頭のいない家族―父親不在;問題だらけの学校;環境の変化 ほか)
3 解決法(政府ができること;学校ができること;両親にできること ほか)
著者等紹介
ジンバルドー,フィリップ[ジンバルドー,フィリップ] [Zimbardo,Philip]
スタンフォード大学心理学名誉教授。エール大学、ニューヨーク大学、コロンビア大学でも教鞭をとる。米国心理学会会長、スタンフォード対テロリズム総合政策教育研究センター所長を歴任。『ルシファー・エフェクト』(2015年、海と月社、ウィリアム・ジェイムズ・ブック賞)、『迷いの晴れる時間術』(2009年、ポプラ社)などがある
クーロン,ニキータ[クーロン,ニキータ] [Coulombe,Nikita D.]
ファインアートと心理学をコロラド大学で学んだあと、ジンバルドーのもとでアシスタントとして働き、ジンバルドーとともに様々なプロジェクトに参加している
高月園子[タカツキソノコ]
翻訳者・エッセイスト。東京女子大学文理学部史学科卒業。在英25年(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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