無くならない―アートとデザインの間

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無くならない―アートとデザインの間

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  • サイズ B6判/ページ数 336p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794969606
  • NDC分類 704
  • Cコード C0070

出版社内容情報

20世紀の思想だったデザインやカウンターとしてのアートがある使命を終えようとしている。これからの芸術って、どんなもの?佐藤さんはコンピュータを使ったデザインの黎明期に、『WIRED』日本版などを手掛け、20年以上一線で活躍してきた。しかし、ある日突然、木炭画を描き始めた。絵を描くのが止まらなくて、その絵はなんと100メートルに! デザインするのをやめてしまうの? というわけではなさそうだけれど、いったん立ち止まって、アートやデザインについて考えてみました。

はじめに

? アートとデザインの間には深くて暗い川がある
1 アートとデザインの話を同時に始める  
2 アートとデザインの外部を探しに
3 アートとデザインが消えても

? 絵画の入門
1 おそるおそる入門する
2 入門したはいいけれど
3 早くも破門の危機に
4 かろうじて破門を逃れる
5 あらためて門を眺め直す
6 門をつくることにする
7 門って何?
8 新しい門のかたち
9 自分で門をつくって自分で潜る
10 初めて描かれる絵

? デザインを考えない
1 木彫りの熊のデザインを考えない
2 秋岡芳夫のデザインを考えない
3 ソーシャルデザインを考えない
4 サスティナブルなデザインを考えない
5 デザインを続けるか続けないか考えない
6 グローバルなデザインを考えない
7 ローカルなデザインを考えない
8 縄文のデザインを考えない
9 「土着的なもの」「土俗的なもの」のデザインを考えない
10 モダンデザインを考えない
11 リレーショナルなデザインを考えない
12 グローバルデザインとローカルデザインをともに考えない
13 エンブレムのデザインを考えない
14 動的で立体的なデザインを考えない
15 グラフィックデザインの未来を考えない
16 デザインの職能を考えない

? 行為としての芸術について
佐藤さん、見る人は必要ですか? ――小崎哲哉との対話
大友さん、聴衆は必要ですか? ――大友良英との対話
脳内に浮かぶ像のこと ――岸野雄一、細馬宏通との対話)

佐藤直樹[サトウナオキ]
1961年東京都生まれ。北海道教育大学卒業後、信州大学で教育社会学・言語社会学を学ぶ。美学校菊畑茂久馬絵画教場修了。1994年、『WIRED』日本版創刊にあたりアートディレクターに就任。1998年、アジール・デザイン(現アジール)設立。2003?10年、アート・デザイン・建築の複合イベント「セントラルイースト東京(CET)」をプロデュース。2010年、アートセンター「アーツ千代田 3331」の立ち上げに参画。サンフランシスコ近代美術館パーマネントコレクションほか国内外で受賞多数。2012年からスタートしたアートプロジェクト「トランスアーツ東京(TAT)」を機に絵画制作へと重心を移し、「大館・北秋田芸術祭2014」などにも参加。札幌国際芸術祭2017バンドメンバー(デザインプロジェクト担当)。3331デザインディレクター。美学校「絵と美と画と術」講師。多摩美術大学教授。

内容説明

佐藤さんはコンピュータを使ったデザインの黎明期に、『WIRED』日本版などを手掛け、20年以上一線で活躍してきた。しかし、ある日突然、木炭画を描き始めた。絵を描くのが止まらなくて、その絵はなんと100メートルに!デザインするのをやめてしまうの?というわけではなさそうだけれど、いったん立ち止まって、アートやデザインについて考えてみました。

目次

1 アートとデザインの間には深くて暗い川がある(アートとデザインの話を同時に始める;アートとデザインの外部を探しに ほか)
2 絵画の入門(おそるおそる入門する;入門したはいいけれど ほか)
3 デザインを考えない(木彫りの熊のデザインを考えない;秋岡芳夫のデザインを考えない ほか)
4 行為としての芸術について(佐藤さん、見る人は必要ですか?―小崎哲哉との対話;大友さん、聴衆は必要ですか?―大友良英との対話 ほか)

著者等紹介

佐藤直樹[サトウナオキ]
1961年東京都生まれ。北海道教育大学卒業後、信州大学で教育社会学・言語社会学を学ぶ。美学校菊畑茂久馬絵画教場修了。1994年、『WIRED』日本版創刊にあたりアートディレクターに就任。1998年、アジール・デザイン(現アジール)設立。2003~10年、アート・デザイン・建築の複合イベント「セントラルイースト東京(CET)」をプロデュース。2010年、アートセンター「アーツ千代田3331」の立ち上げに参画。サンフランシスコ近代美術館パーマネントコレクションほか国内外で受賞多数。多摩美術大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どんぐり

50
デザインディレクターで、最近は描くことに軸足を置いている佐藤さんの「アートやデザインについて考えてみました」という本。いくつかの雑誌の連載(2011~2016年)をもとにしているので、全体的には散漫な感じが否めない。アートってなんだ、デザインってなんだ、と自問する著者の根源的な問いに、門外漢としては消化不良気味。巻末の対話集は、活字が小さくて読むのをパス。2018/05/08

タイコウチ

7
昨年出張の際にほとんど思いつきで見た著者の「秘境の東京、そこで生えている」の展示があまりに面白かったので、そこに連なる思索の軌跡としての本書を読んでみた。デザインというより、絵画の根源に迫る思考は、門外漢にとってもなかなかに刺激的。著者がショボーの壁画にこだわる意味を考えると、どうしても人間の社会化ということに行き着くように思う。環境を含めた広い意味での教育により、ことばを覚え、文字を覚え、表象を覚え、デザインを知ってしまう私たちの潜在的な可能性を、「描いてしまう」実践により取り戻すことができるだろうか。2018/01/08

Tenouji

6
松岡氏の擬:MODOKIを地で行く内容。著者は「稜威:いつ」を感じたいのではないか。2017/11/05

Yuko

2
今までなんとなくアートとデザインの違いってこうなのかな・・みたいな考えが、あまりに軽くて、あまりに浅はかで、吹きとんだ。 突き詰めて、 考え続けて、 中途半端に分かったということには、 しないのだ、 ならないのだ。 私にとって、 「描かざるを得なかった絵画」とは何だろう。 「生きているという感覚」を実感できるものは何なのか、 自分に置き換えて考えさせられる。 2023/07/21

doji

2
かなりいい意味で予想を裏切られた本というか、アートもデザインもなく、なにかをつくるであるとか表現するということを、根源的に考え続けて、よくわからない、とする本だった。デザインについての指摘は本当にその通りだと頷いてばかりだった。どちらかといえば絵を描くひとが読むといままでにはない感動を味わえる気がする。それにしても、寄藤さんも語っていたけれど、オリンピックエンブレム問題はもっと考えたいことだなと感じる。2019/03/22

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