古来種野菜を食べてください。

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古来種野菜を食べてください。

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794969446
  • NDC分類 626
  • Cコード C0095

出版社内容情報

野菜の流通、種の現状、農家の日常、そして食卓に一皿が並ぶ
まで。全てとつながる「八百屋」の騒がしい毎日をめぐる奮闘記。野菜って、楽しくって、
美味しくって、
でも、ちょっと切ない。

テレビ東京(「ガイアの夜明け」2016.5.10)
TBS(「EARTH Lab 次の100年を考える」2016.9.17)
などで大反響!

路上販売に始まり、古来種フェス「種市」の熱狂、
伊勢丹新宿本店での驚きの展開にいたるまで、
「あたためる八百屋」の騒がしい毎日をめぐる奮闘記。

【800年、人々が繋いできた「種」があります】
日本の風土に根付いて、驚くほど長い間、一度も途切れることなく、
つながってきた「生命」の循環。それが日本の伝統野菜たちの姿です。

しかし、いまその循環が途切れようとしています。

本書では、野菜の流通の現状、日常の食の問題、F1種や
ジーンバンクといった種の問題、有機JAS認証について、
新規就農に必要なことなど、「八百屋の目」からみえる風景
をあたたかく語っていきます。

はじめに

第1章:種が大事だと言い続ける!

 ・僕の日常は食のことでずっとさわがしい(独立前)
 ・僕の中の「種」となる土台に向き合うことをはじめた(独立後)
 ・世界のオーガニック、日本のオーガニック
 ・LOVE SEED!とはwarmerwarmerの意思表明

第2章:最初に伝えておきたいことが、いくつかあって

 ・僕の意識がすべて正しいわけではないけど、あなたはどう思う?
 ・F1種の野菜のこと
 ・固定種・在来種の野菜が衰退したいくつかの理由
 ・僕が懸念していること

第3章:僕の仕事は野菜の流通、そのすべてだ――その1

 ・流通、それを語るその前に
 ・固定種・在来種の野菜を「流通の乗せ方」という視点で三つに分ける
 ・僕の仕事は流通だ:その1――マーケット「種市」
 ・僕の仕事は流通だ:その2―― ワタリウム美術館でのマーケット
 ・僕の仕事は流通だ:その3――warmerwarmerのお野菜セット
 ・これだって流通だ!――農家さんと企業をつなげること
 ・新規就農される方へ

第4章:種について僕たちが知らなかったこと
 
 ・僕たちは、四〇年前から続いている断続的な流れの中にいる
 ・そして僕は、古来種野菜という造語をつくった
 ・「野」の「菜」の「種」は旅をする
 ・種はどのように定着するの?
 ・端境期という時期がある
 ・日本が世界に誇る多様性

第5章:種まく農家と美味しい関係 

 ・美味しい関係って?
 ・農家さんと僕
 ・ある農家/野菜との出会いがすべてを変えた
  ――長崎県雲仙市の種採り農家 岩崎政利さん
 ・僕には野菜の師匠がいる
 ・それは在来野菜からのギフトだった

第6章:僕の仕事は野菜の流通、そのすべてだ――その2

 ・東京に地方の野菜を集める理由
 ・再生プロジェクトを成功させる方法
 ・百貨店で在来野菜の販売がスタートした
 ・伊勢丹新宿本店との取り組みのいくつか
 
第7章:未来への種をまく 

 ・子どもたちに伝えたいこと
 ・食のはぐくみかた――在来野菜の味覚

エピローグ:八百屋の日々

高橋一也[タカハシカズヤ]
1970年生まれ。高等学校卒業後、中国上海の華東師範大学に留学。
その後(株)キハチアンドエス青山本店に調理師として勤務する中
「有機野菜」と出逢う。1998年に自然食品小売業(株)ナチュラル
ハウスに入社。アメリカ「ホールフーズマーケット」、ドイツ「ベ
ーシック」等をベンチマークし、世界のオーガニック事情を捉えな
がら、同社の事業を無添加食品事業からオーガニック食品への切り
かえに推進、店舗統括、販売企画、商品部青果バイヤー等の業務か
ら取締役へ就任。売上高50億円の会社経営に携わる。

2011年3月の東日本大震災をきっかけに、同社取締役を辞任。古来
種野菜(固定種・在来種)の販売事業の構築、有機農業者支援、次
世代のオーガニック市場の開拓を目的にwarmerwarmerとして独立。

内容説明

世間の風を冷たく感じた路上販売に始まり、古来種フェス「種市」の熱狂、伊勢丹での驚きの展開にいたるまで、「あたためる八百屋」の騒がしい毎日をめぐる奮闘記。

目次

種が大事だと言い続ける!
最初に伝えておきたいことが、いくつかあって
僕の仕事は野菜の流通、そのすべてだ
種について僕たちが知らなかったこと
種まく農家と美味しい関係
未来への種をまく

著者等紹介

高橋一也[タカハシカズヤ]
1970年生まれ。高等学校卒業後、中国上海の華東師範大学に留学。その後(株)キハチアンドエス青山本店に調理師として勤務する中、「有機野菜」と出逢う。1998年に自然食品小売業(株)ナチュラルハウスに入社。アメリカ「ホールフーズマーケット」、ドイツ「ベーシック」等をベンチマークし、世界のオーガニック事情を捉えながら、同社の事業を無添加食品事業からオーガニック食品への切りかえに推進、店舗統括、販売企画、商品部青果バイヤー等の業務から取締役へ就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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けんとまん1007

56
種をつなぐ意義は、全くの同感。最初はF1であっても、そこから種をとり、来年につなぐことを続けることで、その畑にあったものになる。自家菜園をやっているので、僅かだが、つないでいる。その中でも、里芋は親父の代からなので、うちの畑にあっていると感じている。一般的な流通にのらない野菜。基本は、家族が食べる野菜であって、その次におすそわけできるもの。つまり、あんしんして食べることができる野菜、野菜くさい匂いがする野菜。それを作りたい人と、それを口にする人を増やすこと。考えるヒントがいろいろある。2023/01/02

saga

50
著者の経歴は変わっている。調理師、自然食品専門店のバイヤーから、東日本大震災を契機に「種」を守る八百屋になった。日本各地でそれぞれ伝えられてきた伝統野菜、在来野菜を、著者は「古来種野菜」と総括した。その古来種野菜を守るには、その種を引き継げるようにしなくてはならないのだ。F1種は大量生産・大規模農業には適しているが、一代限りの収穫しかできない。古来種は、種採り作業を併せると小規模・少量生産にならざるを得ない。それでも著者は、次代の子どもたちに引き継げるように、種を守るための活動を続けているのだ。2024/09/26

あじ

47
先祖代々受け継いできた種で作った野菜を、著者は総称して【古来種野菜】と呼んでいる。現在では流通する事が稀で、農家さんの畑で細々と自家消費、種の採取が行われている。絶滅危惧である古来種の種を、未来に繋いでいこうというのが本書の主旨。生産に関わらずとも購入し味わう事で、その種は次世代に引き継がれてゆくと著者は私たち消費者に呼び掛けます。また台頭しているF1種について否定をせず、古来種との共存を唱えている点に共感を覚えました。この活動に至るまでの経歴と熱意も確か。八百年の平家大根、木引かぶの話が印象に残る。★42017/01/01

Sakie

22
日本農業新聞など読みながら釈然としなかったものが晴れた。今、国が推進している農作物の有機化は、ぱっと見に必要なことなのだけれど、思想が伴っていない。それはトップダウンなせいらしい。著者は「農業」と「農」を別と捉える。国民に食べさせるだけの農作物を確保するためには、化学肥料も最新技術もAIも使って、量を確保する、それが「農業」で、一方の「農」は古来の知恵や自然の持つ力を信じ、少量でも守っていく思想ありきだ。どちらも必要と捉えつつ、双方寄せ合っていけたらいい。『農法は生き方』。ならば、食べ方も生き方だなあ。2022/06/06

minorisomali

4
熱かった・・・!種を絶やしたくない、という熱い想いが伝わってきて、早速伊勢丹新宿店で古来種野菜を購入。食べてみてわかった。「味覚の多様性」が失われる懸念etc...渋味も「美味しい」。普通の「美味しい」とは違う「美味しい」。2018/03/14

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