出版社内容情報
「希望だけがない国」日本で
希望を語るために、
いまなにが必要なのか?
5人の哲学者の思考の系譜から
来るべき未来を見通す
未来を構想しそこに希望を見出すことが難しい時代。それぞれ時代の転換期に、未来への希望を語ることに並々ならぬ情熱を抱いていた哲学者、ブロッホ、スピノザ、シモーヌ・ヴェイユ、ハンナ・アーレント、マルクスの5人の思考の足跡から、今の時代における希望のあり方をさぐる、来るべき未来を見通すためのテキスト。希望とは、何かを待ち望むこと!
はじめに
第一章 希望をもつということ──ブロッホ『希望の原理』
第二章 喜びをもつこと──スピノザ『エチカ』
第三章 重みに堪えること──ヴェイユ『重力と恩寵』
第四章 愛をもつこと──アーレント『アウグスティヌスの愛の概念』
第五章 未来を切り開くこと──マルクスの希望の冒険
むすび
【著者紹介】
1952年宮崎市生まれ。社会思想家。1976年慶応義塾大学経済学部卒。経済学博士。現在、神奈川大学経済学部定員外教授、神奈川大学経済貿易研究所所長。専門はマルクス。初期マルクスから『資本論』まで、マルクスについて哲学、政治学、経済学何でもこなす。著書に『21世紀から見る資本論』『一週間de資本論』(共にNHK出版)、『超訳「資本論」』(全三巻、祥伝社新書)、『マルクスだったらこう考える』『ネオ共産主義論』(共に光文社新書)、共著『国家の危機』(KKベストセラーズ)他多数。近年はマルクスの原典の翻訳も行う。訳書に『新訳 共産党宣言』『新訳 初期マルクス』(共に作品社)。
内容説明
未来を構想しそこに希望を見出すことが困難な時代。「希望だけがない国」日本で、希望を語るためには、なにが必要なのか?それぞれ時代の転換期に、未来への希望を語ることに並々ならぬ情熱を抱いていた哲学者、ブロッホ、スピノザ、シモーヌ・ヴェイユ、ハンナ・アーレント、マルクスの5人の思考の系譜をたどり、今の時代における希望のあり方をさぐる、来るべき未来を見通すためのテキスト。
目次
第1章 希望をもつということ―ブロッホ『希望の原理』(踏み越えるものとしての希望;ユートピア夢 ほか)
第2章 喜びをもつこと―スピノザ『エチカ』(スピノザの背景;スピノザにとっての神 ほか)
第3章 重みに堪えること―ヴェイユ『重力と恩寵』(重力;矛盾と対立 ほか)
第4章 愛をもつこと―アーレント『アウグスティヌスの愛の概念』(なぜ物的な愛が生まれるか;欲望の愛から、真の愛へ ほか)
第5章 未来を切り開くこと―マルクスの希望の冒険(マルクスの希望と革命;一八三七年一一月一〇日の書簡にある革命的希望とは ほか)
著者等紹介
的場昭弘[マトバアキヒロ]
1952年宮崎市生まれ。社会思想家。1976年慶応義塾大学経済学部卒。経済学博士。現在、神奈川大学経済学部定員外教授、神奈川大学経済貿易研究所所長。専門はマルクス(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
amanon
カワサキゴロー
ゆれる
左手爆弾
Ex libris 毒餃子