昭和を語る―鶴見俊輔座談

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  • サイズ B6判/ページ数 302p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794968449
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0010

出版社内容情報

戦後70年。いま一度、13人の語り手との「歴史的対話」を読み返す。日本人の「歴史認識」の原点を問い直し、未来につなぐ。

今こそ読み返したい歴史的証言! 戦争の記憶が薄れ、「歴史修正主義」による事実の曲解や隠蔽などから周辺諸国とのコンフリクトが起きている昨今、『鶴見俊輔座談』(晶文社)が残した歴史的・思想的役割は大きい。今では歴史的証言となっているこの座談集(全10巻)から、日本人の歴史認識にかかわる座談を選び、日本が辿ってきた道を見つめる。【解説】中島岳志

I 憲法
ルーズベルトのことば  都留重人
「日本国憲法」のミステリー  古関彰一 河合隼雄

II 戦争
強姦について  富岡多惠子
人間が去ったあとに  粉川哲夫 福嶋行雄 マーク・ノーネス

III 敗戦
八月十五日に君は何をしていたか  羽仁五郎
焼け跡の記憶  開高健

IV 戦争体験
「敗戦体験」から遺すもの  司馬遼太郎
「戦後」が失ったもの  吉田満
  戦後史の争点について──鶴見俊輔氏への手紙  粕谷一希
  戦後の次の時代が見失ったもの──粕谷一希氏に答える  鶴見俊輔

V 天皇制
世界史のなかの天皇制  中沢新一

解説 鶴見俊輔の岩床  中島岳志

【著者紹介】
1922年東京生まれ。哲学者。15歳で渡米、ハーヴァード大学でプラグマティズムを学ぶ。アナキスト容疑で逮捕されたが、留置場で論文を書きあげ卒業。交換船で帰国、海外バタビア在勤部官府に軍属として勤務。戦後、渡辺慧、都留重人、丸山眞男、武谷三男、武田清子、鶴見和子と『思想の科学』を創刊。アメリカ哲学の紹介や大衆文化研究などのサークル活動を行う。京都大学、東京工業大学、同志社大学で教鞭をとる。60年安保改定に反対、市民グループ「声なき声の会」をつくる。六五年、ベ平連に参加。アメリカの脱走兵を支援する運動に加わる。70年、警官隊導入に反対して同志社大学教授を辞任。著書に『鶴見俊輔集』(全17巻、筑摩書房)『鶴見俊輔座談』(全10巻、晶文社)『鶴見俊輔書評集成』(全3巻、みすず書房)『戦後日本の大衆文化史』『戦後日本の精神史』(岩波書店)『アメノウズメ伝』(平凡社)ほか。

内容説明

戦後70年。いま一度、司馬遼太郎、都留重人、開高健…13人の語り手との「歴史的対話」を読み返し、日本が辿ってきた道を見つめる。日本人の「歴史認識」の原点を問い直し、未来につなぐ。

目次

1 憲法(ルーズヴェルトのことば―都留重人;「日本国憲法」のミステリー―古関彰一 河合隼雄)
2 戦争(強姦について―富岡多惠子;人間が去ったあとに―粉川哲夫 福嶋行雄 マーク・ノーネス)
3 敗戦(八月十五日に君は何をしていたか―羽仁五郎;焼け跡の記憶―開高健)
4 戦争体験(「敗戦体験」から遺すもの―司馬遼太郎;「戦後」が失ったもの―吉田満)
5 天皇制(世界史のなかの天皇制―中沢新一)

著者等紹介

鶴見俊輔[ツルミシュンスケ]
1922年東京生まれ。哲学者。十五歳で渡米、ハーヴァード大学でプラグマティズムを学ぶ。アナキスト容疑で逮捕されたが、留置場で論文を書きあげ卒業。交換船で帰国、海軍バタビア在勤武官府に軍属として勤務。戦後、渡辺慧、都留重人、丸山眞男、武谷三男、武田清子、鶴見和子と『思想の科学』を創刊。アメリカ哲学の紹介や大衆文化研究などのサークル活動を行う。京都大学、東京工業大学、同志社大学で教鞭をとる。60年安保改定に反対、市民グループ「声なき声の会」をつくる。65年、ベ平連に参加。アメリカの脱走兵を支援する運動に加わる。70年、警官隊導入に反対して同志社大学教授を辞任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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おさむ

37
戦後の左派知識人でありながら、合理的な進歩主義に懐疑的だった鶴見氏。彼の対談集は司馬遼太郎や都留重人、開高健など錚々たる相手とさまざまなテーマで論じ合う。司馬氏とは停頓の思想の大切さで一致したり、都留氏とは戦前から続く官僚支配の懸念を嘆いたりと、興味深い。ただ、1960年代から90年代と対談時期がバラバラで、会話における前提条件(社会国際情勢や世論)や知識がすんなり入ってこないのが難点。具体的な人名や書名を挙げられても、ついていけない所も多々あります。2021/03/10

壱萬参仟縁

24
都留重人先生:憲法というのも、これはわたしは占領の息のかかった一つの業績だと思いますね。日本の政府にもしまかせられていたならばどうなっていたか(19頁)。鶴見先生:戦前にくらべて、官僚がさらに肥大するというかたちになってきていますね。都留先生:そう。われわれの庶民の生活にひじょうに関連の深い、日常的なことでなんとかならんかという問題(略)十重二十重の官僚的立場からの防衛線ができるんですよ(23頁)。羽仁五郎先生:ぼくは岩波茂雄の紹介で牧野伸顕や幣原喜重郎などにも会って、北京に行った(124頁)。2015/12/02

cape

14
鶴見氏の追悼として。と言っても、氏の言葉に著作として触れたのは初めて。昭和の時代の題材を昭和の人が昭和に語り合った対談集。時代は変わり、思想も異なり、異論もあるが、平成の今も問題の本質は変わっていない。今、当時語られていた問題が、具体的な形となって日本の重大な岐路をなしていると感じる。昭和はまだ生きている。左翼も右翼もなく、日本の未来を憂いた氏の言葉は重い。その言葉を「唱和したい」。なんてダジャレを言うてる場合か。日本の冥福を祈らずにすむように、鶴見氏の冥福を祈りつつ、氏の言葉を受け止めたい。2015/09/06

kiho

11
大事なことを時代を超えて伝え続ける対談集⭐鶴見さんはもちろん、対談者もそれぞれに昭和の時代を見つめ、使命を持って自分の道を歩んだ面々…だからこそ、言葉が響きます。2016/03/31

あきこ

5
ちょうど一年前に読んでいたんだ。今回は世界中で起こっているテロ事件、中国の横暴などを考えて、日本のあり方、ただ軍備を増強していく今の姿が本書に書かれているように、戦わないような準備であってほしいと願っている。日本の憲法問題も不安だ。鶴見さんならどう答えてくれるのだろう。再び惜しい人をなくしたと思うのである。2016/07/19

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