出版社内容情報
女性の〈身体〉をめぐる葛藤と格闘! 半世紀にわたる女性作家たちの豊饒で多彩な表現世界を一挙に眺望。
現代女性文学の歩みは、身体性とジェンダーと伝統の統合を目指した斬新な文学を生み出そうとする葛藤の歴史だった。その前史から半世紀あまりの間に発表された作品と作家を追い、新しい女性文学を生み育んできた作家たちの軌跡と内奥を辿る文学評論。巻末に本書で触れた84名の女性作家ガイドを付した。
【著者紹介】
東洋英和女学院大学国際社会学部教授。女性文学会・大庭みな子研究会代表。著書に『現代女流作家論』(審美社)など。監修・編集として角川書店『女性作家シリーズ』、鼎書房『三枝和子選集』、日本経済新聞出版社『大庭みな子全集』など。
内容説明
女性の“身体”をめぐる葛藤と格闘!半世紀にわたる女性作家たちの豊饒で多彩な表現世界を一挙に眺望。
目次
第1章 女性文学の位相―二十世紀後半を軸に(戦争と異文化のはざまで;女の性表現 ほか)
第2章 身体性をめぐる表象(岡本かの子―“純粋母性”と“役割母性”;一九四〇年代女性作家の身体表象 ほか)
第3章 女の意識/女の身体(女の意識と身体性;身体の変容)
第4章 新たな言説空間の構築に向けて(三枝和子の文学を中心に;大庭みな子の文学を中心に)
著者等紹介
与那覇恵子[ヨナハケイコ]
東洋英和女学院大学国際社会学部教授。女性文学会・大庭みな子研究会代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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