犀の教室 Liberal Arts Lab<br> 民主主義を直感するために

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民主主義を直感するために

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  • サイズ B6判/ページ数 273p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794968234
  • NDC分類 304
  • Cコード C0095

出版社内容情報

パリのデモから辺野古の海まで、さまざまな政治の現場を歩き、対話し、考えた哲学者の思索の軌跡。

「何かおかしい」という直感から、政治へのコミットメントははじまる。パリの街で出会ったデモ、小平市都市計画道路反対の住民運動、辺野古の基地建設反対運動……哲学研究者が、さまざまな政治の現場を歩き、対話し、考えた思索の軌跡。民主主義を直感し、一歩踏み出すための、アクチュアルな評論集。

まえがき──民主主義を直感するために

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パリのデモから
党内運営の諸問題
いまメディアに求めるもの──忖度との戦い
亡命はなぜ難しいのか?
権力のダイエット
なぜ考えることが必要か

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知性の最高の状態
生存の外部──嗜好品と豊かさ
インフォ・プア・フード/インフォ・リッチ・フード
書評 二〇一〇-二〇一三
ブックガイド──二〇一四年の日本を生き延びるための三〇タイトル

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民主主義にはバグがある──小さな参加の革命  山崎亮×國分功一郎
変革の可能性としての市民政治──吉野川と小平の住民投票運動を振り返って  村上稔×國分功一郎
教員は働きたいのであって、働くフリをしたいのではない  白井聡×國分功一郎

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辺野古を直感するために

【著者紹介】
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内容説明

「何かおかしい」という直感から、政治へのコミットメントははじまる。パリの街で出会ったデモ、小平市都市計画道路反対の住民運動、辺野古の基地建設反対運動…哲学研究者が、さまざまな政治の現場を歩き、対話し、考えた思索の軌跡。民主主義を直感し、一歩踏み出すための、アクチュアルな評論集。

目次

1(パリのデモから;党内運営の諸問題;いまメディアに求めるもの―忖度との戦い;亡命はなぜ難しいのか?;権力のダイエット;なぜ考えることが必要か)
2(知性の最高の状態;生存の外部―嗜好品と豊かさ;インフォ・プア・フード/インフォ・リッチ・フード;書評 二〇一〇~二〇一三;ブックガイド―二〇一四年の日本を生き延びるための三〇タイトル)
3(民主主義にはバグがある―小さな参加の革命 山崎亮×國分功一郎;変革の可能性としての市民政治―吉野川と小平の住民投票運動を振り返って 村上稔×國分功一郎;教員は働きたいのであって、働くフリをしたいのではない 白井聡×國分功一郎)
4(辺野古を直感するために)

著者等紹介

國分功一郎[コクブンコウイチロウ]
1974年、千葉県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。高崎経済大学経済学部准教授。専攻は哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネギっ子gen

47
6年前の評論集だが、読み応えあり。「まえがき」に、<政治に対してはずっと強い関心を抱いていたけれども、民主主義を自分なりに直観しなければならないと考えたことはほとんどなかった。だが、様々な理由から私は民主主義を直観する必要に迫られた。必要に迫られながら書いたり語ったりしたことがこの中に収められている。だから、もしかしたらそうした素材が他の方々にも役立つかもしれない>と。2010~13年の書評、「ブックガイド――2014年の日本を生き延びるための30タイトル」に、山崎亮、村上稔、白井聡各氏との対談も収録。⇒2022/12/28

壱萬参仟縁

37
民主主義とは民衆が権力を作る政治体制(005頁)。デモの権利とは、体制の側が何とかしてデモを秩序の中に組み込んでおこうと思って神経質になりながら認めている権利(017頁)。デモとは暴力に訴えかけなければ統制できないほどの群衆が街中に出現すること(019頁)。自分に嘘をつくというのは、生きていく上で一番やってはいけないことだ(050頁)。いまの政権は、政治に関心をもって欲しくないと思っている(054頁)。だから、低投票率で都合のいい選挙制度を温存している。2016/07/26

ころこ

33
著作のラインナップで奇妙に感じていた政治系の一冊です。著者は政治を語る時に価値を示さずに民主主義というメタ価値を語りますが、問題はそのメタ価値を価値として捏造していることにあります。分かり易さは読者がその誘導に初めから気付いているからでしょう。真ん中にブックガイドがありますが、これが著者の生真面目さを表しているのか全く面白くない。理屈はともかく「先にあるもの」をみせるときにどうするか、小説の存在意義がこういう形で再認識させられるとは…著者は哲学者であるものの、批評家ではないというのがよく分かる本です。2021/02/02

しゅん

20
デモ、選挙などの政治問題だけでなく、民主主義とは一見関係のない食や教育についての論ものっている。それら全てが著者の直感を生のまま提示している感があり、読者にとってはアイディアの宝庫。13年の参議院選挙時の政党分析は説得力があるし、「情報量の大小」で食を定義する論考も新鮮で刺激的。時期がそれぞれ異なるだけに、文のテンションの上下も感じられておもしろいです。國分さんが書評の名手であることもわかった。特に東浩紀、佐々木中の本を論じたものは、テクストには直接現れない論者の問題意識を引き出しており、相当に鋭い。2018/03/03

またの名

18
別件で顰蹙を買った教授が報復の嫌がらせのためだけに人事案を潰され、無罪の新人教員候補が採用のチャンスを逃す等のゴタゴタがある大学人が、「格差社会が~公共性が~」と講義。こんな状況を見透かされ巻き起こる反知性主義へ対抗する援護射撃にも「あいつの解釈は間違ってる」とオウンゴールを決める惨状に苛立つ白井氏が相手でも、しかし反論とも同調の怒りとも一線を画した論理で愚直に語る哲学者の論考&対談集。知識を独占せず他人と分かち合い日課を保つことで得られる知的ハイをスピノザと結びつけるとか、学問でも政治でもヒントが多数。2017/12/18

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