犀の教室 Liberal Arts Lab
平成の家族と食

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  • サイズ B6判/ページ数 267p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794968227
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0036

出版社内容情報

膨大なデータをもとに、平成の家族と食のリアルを徹底解明。日本の家族の健康と働き方と、幸福を考えるための1冊

まえがき
序章 家族と食をめぐって 品田知美

【基礎編】 平成の食卓からみえる現実
和食はどれくらい食べられているか……野田潤
世代間の食卓メニューの違い……野田潤
一汁三菜はどのくらい作られているか……野田潤
食事時間の不規則化と回数……畠山洋輔
主婦はコンビニで食料を購入しているか……品田知美
食のファーストフード化は進んでいるか……畠山洋輔
手抜き化は進展しているか……畠山洋輔
男性は台所へ入っているか……野田潤
食事のマナーは気にされているか……野田潤
子どもの食事としつけ……野田潤
食事中どれくらい会話するか……野田潤
家族への愛情は弁当からか……野田潤
行事食のトレンド……野田潤
食のエコ意識はどこからくるか……品田知美
3・11前後で何が変わったのか……畠山洋輔
東と西の食に違いはあるか……品田知美
都市規模によって食卓に違いはあるか……品田知美

大正から昭和の「家庭料理」

【分析編】 家族と食からみえる平成の社会
1 家族のコミュニケーションは食卓の充実からか……野田潤
2 食事を通した健康意識と社会的差異の変化……畠山洋輔
3 なぜ家族は共食できなくなったのか……品田知美

終章 家族と食はどこへむかうのか 品田知美 野田潤 畠山洋輔

参考文献
あとがき

【著者紹介】
1964年三重県生まれ、愛知県育ち。城西国際大学福祉総合学部准教授。専門は社会学。東京工業大学大学院社会理工学研究科価値システム専攻博士課程修了、博士(学術)。著書に『〈子育て法〉革命』(中公新書)、『家事と家族の日常生活』(学文社)など。

内容説明

和食はどれくらい食べられているか?主婦はコンビニで食料を購入しているか?男性は台所へ入っているか?3・11前後で何が変わったのか?長期にわたって全国調査を行ってきた膨大なデータをもとに、平成の家族と食のリアルを徹底的に解明する。日本の家族は、どのように食べ、食卓に何を求めているのか?

目次

序章 家族と食をめぐって
基礎編 平成の食卓からみえる現実(和食はどれくらい食べられているか;世代間の食卓メニューの違い;一汁三菜はどのくらい作られているか;食事時間の不規則化と回数;主婦はコンビニで食料を購入しているか ほか)
分析編 家族と食からみえる平成の社会(家族のコミュニケーションは食卓の充実からか;食事を通した健康意識と社会的差異の変化;なぜ家族は共食できなくなったのか)
終章 家族と食はどこへむかうのか

著者等紹介

品田知美[シナダトモミ]
1964年三重県生まれ、愛知県育ち。城西国際大学福祉総合学部准教授。専門は社会学。東京工業大学大学院社会理工学研究科価値システム専攻博士課程修了、博士(学術)

野田潤[ノダメグミ]
1979年長野県生まれ、長崎県育ち。日本女子大学等非常勤講師。専門は社会学。東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻博士課程単位取得満期退学

畠山洋輔[ハタケヤマヨウスケ]
1980年長野県生まれ、東京都育ち。公益財団法人日本医療機能評価機構。専門は社会学。東京学芸大学大学院教育学研究科修士課程修了、東京大学大学院総合文化研究科博士課程中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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よこたん

44
“生まれ育った家族を人は選べないが、新しい家族を作るのか、どんな家族生活をするのか、何を食べるのか、選択しつづけて人生を送る。” まさに日々の食事は選択の連続。今日は何を食べようか、家族に何を食べさせようかと。お腹を満たす、必要な栄養を摂取するということに加えて、食卓に並ぶ品々には、なにがしらの想いが詰まっていると実感する。一人でか揃ってか、手作りか出来合いの総菜か、時代の移ろいと共に変化を続ける食事情を、様々なデータから読み解く。単調なグラフが続くので、見せ方を工夫してくれたらもっと楽しめるかな。2017/09/10

きゅー

10
味の素株式会社が継続的に行ってきた全国規模の社会調査データをもとに、食を中心とした家族の係わり合いについて論述されている。面白いデータとしては3.11前後で「食品の産地を気にするようになったかどうか」という調査。結果を見ると「食品・原材料の産地は、3.11後に気にするようになっておらず、逆に気にしない方向に変化していた」こと。ただし、これは3.11前後数年に限った調査であり、2008年頃に輸入食品による薬物中毒事案などが発生し、一時的に意識が高まったためと考えられる、と本論では結論づけている。2019/04/09

読書実践家

8
食事が家族の団欒に果たす役割について。今、食事だけがその役割を担っているとは言いがたい。ライフスタイルの変化を感じた。しかし、食事の役割は家族にとって重要だとは思う。2016/01/29

CCC

6
データで見る食の現実。客観的かつ落ち着いた分析だったと思います。食には理想幻想が付き物だということが感じられます。啓蒙じゃどうにもならない部分がある事もまた、しみじみと感じられました。しかしあちらを立てればこちらが立たずのような例が多く、一体どういう環境が妥当なのか、また分からないことが増えました。2016/01/23

Maki

3
味の素が持つ社会調査のデータが学者に解放され、書かれた食の姿。和食の基本と言われている一汁三菜について、一汁は根付いているが三菜は作られていない。→この概念自体近代のものでは?と考察していたり、意外と若い世代のほうが高齢者よりも「いただきます」などの挨拶を大切にしていたり、と理想と現実の差がよく分かる。興味深かった。2016/06/02

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