「遺された者こそ喰らえ」とトォン師は言った―タイ山岳民族カレンの村で

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「遺された者こそ喰らえ」とトォン師は言った―タイ山岳民族カレンの村で

  • 吉田 清【著】
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • 晶文社(2012/04発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794967763
  • NDC分類 389.237
  • Cコード C0095

出版社内容情報

妻を亡くして旅に出て、世界を彷徨った末にたどり着いたカレン族の村での新しい暮らしが、著者に人間本来の生命力を呼び覚ます。

妻に死なれて旅に出て、カレンの村にたどりつく――。
ガンの妻を介護の末に亡くした著者が、精神的崩壊とともに突如旅に出て、世界を彷徨った末にたどりついたチェンマイで、ふとしたことから知り合ったタイの山岳民族カレン族の女を嫁にとり、それから山奥のカレン族の村での暮らしが始まる。村でのその日暮らしは、いろいろなドタバタ騒動もありながら、なんだか楽しく生き生きとして、著者に本来の人間の暮らしというものを取り戻させてくれるものだった。本書に通底するテーマであり、タイトルにもなっているタイの放浪仏師トゥン師の言葉「遺された者こそ喰らえ」が示すとおり、独り遺されて生き迷った著者と同様、3.11東日本大震災後の気力をなくした日本人に、今こそ必要とされる人間が本来持っている生命力を喚起する刺激に満ちている。単なる紀行本や民俗本とは違い、死と再生の深いテーマを扱いつつも、村での珍騒動とともに楽しく読める作品となっている。
★みうらじゅんさん推薦★【グレイト余生を送る者への智恵本。】

序 章 遺された者こそ喰らえ
第一章 オムコイの空に昇る
第二章 鳶色の瞳 カレン族の女
第三章 困ったもんだ!《ナッケー》
第四章 飯喰ってけ《アンミーヨー》
第五章 大蛇に食欲を覚えるとき
第六章 気にしない、気にしない《マイペンラーイ》
第七章 サバイバル戦略迷走す
第八章 霊に憑かれて金縛り《ピーアム》
終 章 放浪修行僧トォン師からの贈り物

【著者紹介】
1952年、熊本県山鹿市生まれ。早稲田大学第二文学部中退。広告・編集プロダクションを経てフリーライターに。2003年、『山鹿八千代座復興“烈”伝』(未刊)にて、第1回開高健ノンフィクション賞最終候補となる。2007年より、タイ北部のカレン族集落に住み着く。牛飼い&麺屋の亭主。著書:『アリコ妥協なき改革』『上海を制するものが世界を制す!』(共にダイヤモンド社) 著者サイト「タイ山岳民族の村で暮らす」(http://blog.goo.ne.jp/ikukiyo)

内容説明

ガンを発症した妻を介護の末に亡くした男が、精神的崩壊とともに突如旅に出て、世界を彷徨った末にたどりついたチェンマイ。ふとしたことから知り合ったタイの山岳民族カレン族の女を嫁にとり、山奥のオムコイの村での暮らしが始まった。村でのその日暮らしは、すったもんだしながらなんだか楽しく生き生きとして、独り遺されて生き迷った男に人間が本来持つ生きる力を呼び覚ましてくれるのだった…。

目次

序章 遺された者こそ喰らえ
第1章 オムコイの空に昇る
第2章 鳶色の瞳 カレン族の女
第3章 困ったもんだ!
第4章 飯喰ってけ
第5章 大蛇に食欲を覚えるとき
第6章 気にしない、気にしない
第7章 サバイバル戦略迷走す
第8章 霊に憑かれて金縛り
終章 放浪修行僧トォン師からの贈り物

著者等紹介

吉田清[ヨシダキヨシ]
1952年、熊本県山鹿市生まれ。早稲田大学第二文学部中退。広告・編集プロダクションを経てフリーライターに。2003年、『山鹿八千代座復興“烈”伝』(未刊)にて、第1回開高健ノンフィクション賞候補となる。2007年、タイ北部のカレン族集落に住み着く。牛飼い&麺屋の亭主(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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あんこ

7
タイ北部、山岳民族カレン族の女性と結婚し暮らしているフリーライターの、タイ山奥暮らしエッセイ。精霊ピー、仏教、先祖崇拝がミックスしている宗教は昔の日本もこんな感じだったのかなあと想像させる。冒頭のお葬式の描写はすごく印象的。野ネズミや虫を食べる豪快な暮らし、濃密な人間関係、南方の人たちらしい気にしない性格、ゆっくりと流れる時間。日本で奥さんを亡くし、心を病んでいた作者が再婚したカレン族の奥さんと暮らすことで回復していく。一人の男性の心の再生ものがたりだった。2015/12/21

T

5
タイウェイで何度か聞いたことのあるオムコイの吉田さんの本。タイウェイに置いてあればいいのにと思った。チェンマイで読んだがいい。2016/03/09

Satoshi Kitazawa

1
タイの奥地、カレン族集落で営まれている、時間、というか、時代が止まったかのような暮らし。ここに描かれている生活は素朴だがとても味わい深いものがあり、行き詰まった資本主義社会の向かうべき方向性を示しているようだ。ラーさんが、マーカムの木に登って難を逃れたというくだりは、胸を打たれた。最後の、『逝ったの者の深い想いだけは、遺された者の肺腑に錐揉みのように深く鋭く刻み込まれ』のところも大好き。カッコいい。2019/11/05

takao

1
妻に先立たれ、タイ山岳地帯に棲んで2017/09/27

ビシャカナ

1
もののはずみでタイの山岳民族の女性と結婚してタイのド田舎の村で暮らすことになった五十路も過ぎた著者。自然にあふれ虫や獣を採って食べる生活。日本の常識が通じないのんびり、あっけらかんとした村の人々。精霊やまじないが当たり前に存在する社会。それらに著者は意地をはらずに順応していく。さらに生活の糧を得るためにビジネス本のような展開もある。こうした村の生活を楽しみながらも呑気なだけじゃない村のタイの世情を見た著者はとある僧に出会い新たな地平にたつ。読んでよかったなと思う現代の日本にない精神的に豊かな世界があった。2013/09/13

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