「死にたい」気持ちをほぐしてくれるシネマセラピー上映中―精神科医がおススメ 自殺予防のための10本の映画

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「死にたい」気持ちをほぐしてくれるシネマセラピー上映中―精神科医がおススメ 自殺予防のための10本の映画

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  • サイズ A5判/ページ数 162p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784794967749
  • NDC分類 778.04
  • Cコード C0011

出版社内容情報

映画通の精神科医が厳選した映画によって、自殺予防の適切な知識を示し、自殺の現実を客観的に捉える新たな視点を与えます。

1998年以来、日本の年間自殺者数は3万人を超え続け、世界でもトップクラスの自殺率を示しています。名の知られたアイドルや俳優、著名人の自殺が取沙汰されたのも耳目に新しいですが、3.11東日本大震災以来、子どもだけではなく大人も生活や仕事上の様々な不安を抱えて不安定な精神状態が続いている昨今、PTSD(心的外傷後ストレス障害)やうつ状態から自殺に走る傾向に拍車がかかることが危ぶまれます。
 本書の前半では、自殺予防が専門の精神科医である著者が自殺願望についての適切な見方・捉え方を示し、「死にたい」人にも「死なせたくない」人にも必要な自殺予防のための原則や知識などを伝えます。
 後半では、映画通でもある著者が厳選した10本の映画を材にとって、自殺の現実をリアルに感じたり、自殺に向かう人間を客観的に捉えたり、環境や状況を俯瞰で見たり、家族や友人など身近な人の視点から見たり、自殺後の状況や遺された人たちのことを見たりすることで、「死ぬしかない」と凝り固まった思考をほぐし、新しい/違った観点から物事を見つめ直す手助けになるよう構成されています。

開幕 
解説編 自殺の実態 
(1)日本の自殺 (2)世界との比較 (3)自殺予防の基本概念 ?@自殺予防の3段階 ?Aメディカルモデルとコミュニティモデル (4)自殺の危険因子 ?@自殺未遂歴 ?A精神疾患 ?C性別 ?D年齢 ?E喪失体験 ?F性格 ?G他者の死の影響 ?H事故傾性 ?I児童虐待 (5)自殺にまで追いつめられた人の心理 ?@極度の孤立感 ?A無価値感 ?B強度の怒り ?C窮状が永遠に続くという確信 ?D心理的視野狭窄 ?E諦め ?F全能の幻想  * シュナイドマンの立方体モデル (6)対応の原則:「自殺したい」と打ち明けられたら ?@誰でもよいから打ち明けたのではない ?A生と死の間で激しく揺れ動いている ?B時間をかけて訴えを傾聴する ?C沈黙を共有してもよい ?Dしてはならないこと ?E悩みを理解しようとする態度を示す ?F十分に話を聴いたうえでほかの選択肢を示す ?Gいつも「自殺」の話題から打ち明けてくるわけではない (7)治療の原則 ?@どのように医療につなげるか ?A治療継続の必要性 ?B治療の流れ (8)事例 まとめ
本編 映画に描かれた自殺の危険 
1.家族内に起こった問題がさざ波のようにほかの家族にも影響していく――『普通の人々』 2.どうでもよいと思えるような人生でも、視点を変えればさまざまな達成が――『素晴らしき哉、人生』 3.生きる意味をもう一度見直す――『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』 4.私は何のために生きているのだろうか――『道』 5.すべてを失ったかに思えた人生で、唯一救いの手を差し延べてくれたのは――『リービング・ラスベガス』 6.酒だけが今の苦しみを和らげてくれる――『失われた週末』 7.私が生きている意味は何なのか:思春期の葛藤――『17歳のカルテ』 8.私の最期を見届けてほしい――『桜桃の味』 9.家族の期待に圧倒される――『いまを生きる』 10.あり余る才能に潰される――『シルヴィア』
閉幕 
推薦図書

【著者紹介】
1953年、東京生まれ。金沢大学医学部卒業。東京医科歯科大学、山梨医科大学、UCLA、東京都精神医学総合研究所を経て、2002年より防衛医科大学校防衛医学研究センター行動科学研究部門教授。精神科医、医学博士。自殺予防研究が専門であり、『自殺予防』『自殺の心理学』『生と死の振り子』『精神科医がすすめる“こころ”に効く映画』など、多数の関連著書がある。

内容説明

もう何も残っていない…自分なんていないほうがいい…どうなってもかまわない…いますぐ楽になりたい…生きていてもしかたがない…死んだほうがましだ…そんなふうに感じていたら、この本を手に取りおススメの映画を観てください。

目次

開幕
解説編 自殺の実態(日本の自殺;世界との比較;自殺予防の基本概念;自殺の危険因子;自殺にまで追いつめられた人の心理 ほか)
本編 映画に描かれた自殺の危険(家族内に起こった問題がさざ波のようにほかの家族にも影響していく―『普通の人々』;どうでもよいと思えるような人生でも、視点を変えればさまざまな達成が―『素晴らしき哉、人生』;生きる意味をもう一度見直す―『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』;私は何のために生きているのだろうか―『道』;すべてを失ったかに思えた人生で、唯一救いの手を差し延べてくれたのは―『リービング・ラスベガス』 ほか)

著者等紹介

高橋祥友[タカハシヨシトモ]
1953年、東京生まれ。金沢大学医学部卒業。東京医科歯科大学、山梨医科大学、UCLA、東京都精神医学総合研究所を経て、2002年より防衛医科大学校防衛医学研究センター行動科学研究部門教授。精神科医、医学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひろ

16
紹介されている映画を観ようと思います。2018/11/03

カッパ

11
映画は詳しくなく、みるとしてもアニメかスカッと爽快なアクションとかばかりです。なので、映画もみる精神科医の視点ですすめてもらえると興味がでます。参考にしたいと思います。2019/09/20

futabakouji2

9
これは良い本でした。というのもこの本は2部構成だからだ。1部は映画だけでなく著者の研究対象である自殺についてコンパクトにまとめられいている。2部は映画の感想を精神科医が登場人物の心理を深く考察してくれる。早速借りられる映画を図書館で予約した。2019/10/12

踊る猫

9
自殺未遂を行ったほど悩んだことのある人間にとって、本書で書かれていることは(悪く言えば「教科書通り」なのだろうけれど)参考になるところがあった。特にアルコール依存症に触れられた下りは私自身断酒中なので、お酒に依存することが鬱を引き起こすのだと改めて認識させられる。後半の十本のセレクトも、私が観ているものは一本もなかったのでなんとも言えないがこちらを映画に誘導させるものであることは確か。だが、やはり「教科書通り」のことしか書けておらず著者の過剰な映画愛が匂ってこないことが本書の限界ではないか。有益ではあるが2017/03/02

Elizabeth Set

5
映画のことだけかと思っていたけどその前に自殺の実態や自殺の危険の高い人への対応なんかが簡単にまとめられていた。前に読んだ『自殺の危険―臨床的評価と危機介入』よりも一般向けに分かりやすく書かれている。映画はまだ観ていないけど興味のあるものがいくつかあったから観てみようかなぁと思う。「死にたい」気持ちをほぐしてくれるかどうかは分からないけど「時間稼ぎ」にはなるかと。この本だけでも素敵な言葉が書かれていたし、内容も難しくないし、まず知るためにはいい本だと思う。自殺って遠いようでそうじゃない問題だと感じた。2015/05/21

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