出版社内容情報
ウィリアム・ブレイクやワーズワースと同時代、キーツやイェイツに先んじて活躍したスコットランドの国民詩人、ロバート・バーンズ。「蛍の光」「誰かさんと誰かさん」など日本でもなじみのある民謡の原詩も手がけた詩人。2009年1月に生誕250年を迎えるにあたり、その真価と魅力を日本の読者に広めるべく、スコットランド文学の研究者15人が結集した。貴重な図版も多数収録。
内容説明
18世紀スコットランドの生んだ国民詩人ロバート・バーンズ(Robert Burns、1759‐96)。農作業のきびしい労働と貧窮をきわめた日常生活のなかで詩作にはげみ、天性の詩才を発揮した。日本では「蛍の光」の原詞作者としても馴染みが深い。2009年1月25日、バーンズの生誕250年を迎えるにあたって本書では、いまも愛され続ける詩作や、多彩な伝記的事実を現代の視点でとらえ直し、詩人の真価と魅力を紹介する。バーンズ研究の専門家、スコットランド文学・言語など関連諸領域の研究陣が稿を寄せる。
目次
序論 バーンズの現在
1 バーンズの生涯と作品
2 バーンズとスコットランド詩の伝統
3 主要作品解題
4 詩人への照射
5 バーンズゆかりの土地
6 日本でのバーンズ受容
資料
著者等紹介
木村正俊[キムラマサトシ]
神奈川県立外語短期大学名誉教授、中央大学人文科学研究所客員研究員。早稲田大学大学院文学研究科英文学専攻博士課程単位取得退学
照山顕人[テルヤマアキト]
関東学園大学准教授、一橋大学講師。早稲田大学英語英文学専攻科修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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