さよなら僕の夏

個数:
  • ポイントキャンペーン

さよなら僕の夏

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月29日 09時17分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 250p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794967138
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

おかえり、ダグラス――。永遠の名作『たんぽぽのお酒』で描かれた、あの夏の日がよみがえる。あたらしい物語は一年後、夏の終わりにはじまる。子どもたちを支配する老人たちとの戦い、時計塔の爆破、はじめての異性への感情……。人生との和解を学びはじめた少年の心の揺らぎをあざやかに描いた、名手ブラッドベリによる少年文学の最高傑作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

407
この小説には確固たるプロットというものはない。もちろん、ダグラスを中心とした男の子たちの世界と、また一方にはクォ-ターメインたちの老人の世界があり、これらが交錯するところに物語が生まれるのであるが。彼らは共に"未だ"そして片や"既に"生産からは阻害された存在である。戦い、あるいは軍隊的なものへの憧憬と、追憶という点では鏡像関係にあるかもしれない。また、やみくもな"動"と"静かな英知"というそれぞれのあり方においても。ここは、トムの言う「最後の日がけっしてこない一度の休み」の煌めく散文詩のような世界だった。2020/11/23

ケイ

143
少年を突き動かすもの、嫌なこと。戦おうとし、学校を嫌い、去りゆく夏を認めようとしない。老人達は不気味だ。あの老婆は若い娘だったことはないと認めさせろ!車椅子の爺さんは攻撃するかい? 権力と見栄だらけの老人。彼らは少年たちの敵になるか、あるいは味方か。ブラッドベリがこの小説では無視される年代の頃の作品。老人は伝える「一方の足をもう一方の前に出す、それは良いこと。たとえそれが死を意味する時でも。何事も前進するものは勝つ」 兄弟は言う「夏はおしまいだ、秋がやってきた。ハロウィーンだ。そうだ、それを考えるんだ!」2018/10/12

MICK KICHI

82
男子の成長とは昆虫のように成人から老人という心体ともに変態を遂げる事では無く、少年を心の内に内包しながら発達する事である。成長を拒否する少年は時の彼方の象徴、老人達との触れ合いの中で葛藤する。 時計(時間)、チェスの駒(規範)、女の子(性)がイメージとして散りばめられ少年が忌避するべきものとして登場する。作者が55年前に書いた「たんぽぽのお酒」の続編は、少年期を夏に準え、その終わりを描く。原題Farewell Summerは遅咲きのアスター。たんぽぽの黄色とアスターの赤、色の対比も美しい。2018/08/22

(C17H26O4)

76
いつまでも子どもでいたくともそれは叶わない。時計は止まらない。季節は過ぎる。少年は大人になっていく。目覚めは突然やってきた。『たんぽぽのお酒』の続編。あのとき12才だったダグラスは14才。「おかえり、ダグラス」また君に会えた。でも次の夏、同じダグラスはもういないのだ。少年時代との別れ。夏の別れ。束の間だけれどまた君に会えて嬉しかった。この訳文で読めたことも。あの夏のたんぽぽの色が放つきらめく光を懐かしく思いながら読み終えた。2022/10/12

榊原 香織

65
ダグラス、久しぶり  お気に入りの”たんぽぽのお酒”に続編が出たのは知ってたけど。 元々後半部として書いたのを書き足して55年後に発表、だから話は1年後の設定。少年はこれから思春期に入っていくのでしょう2023/05/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/453644
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。