内容説明
ほしい本を見て悩む。明日からの生活費のことを考える。でも、買っている。古本暮らしは、愉しく、辛く、幸せだ。古本屋巡礼が散歩。
目次
売るべき本の基準
要不要
二DKの読書生活
本のマナー
パラフィン
古本の相場
針がふれる
眼中の人
安吾百歳
低人雜記と西山勇太郎〔ほか〕
著者等紹介
荻原魚雷[オギハラギョライ]
1969年三重生まれ。明治大学文学部中退。在学中から雑誌の編集、書評やエッセイを執筆。『sumus』同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐっち
20
蔵書再読。今回もちびちびと読みました。古本のことだったり、著者の日々の生活のことだったり。どちらも丁寧に描かれていて、読んでてほっこりします。特に本の紹介は、自分が読むよりもその作品や作家のことをわかったような気になります。荻原魚雷さんの本、これしか本屋で見かけたことないのですが、読メの関連本に何冊か出てきたので、追っかけてみようかと思います。2014/02/15
阿部義彦
18
図書館本。2007年刊、晶文社。古本好きのライター荻原魚雷さんのエッセイ集。硬軟とり混ぜて、真面目な評論から生活の知恵まで、肩のこらない筆致で楽しめました。著者の言葉ではないですが、引用に『無能な管理職ほど過去に売れたデータを引き合いに出す。そのくせ著者の名前も業績も知らずに反対する。有名人が書けば売れると錯覚し、若い人の発想を潰しにかかる。』とあり、この事を耳が痛い話しだ、すみません引用文ばかりで、、、と韜晦します。結婚されたけど時間が合わず、日中家事に明け暮れて、料理の知恵など参考になりました。2023/02/05
てふてふこ
18
淡白な欲・思考性等、荻原さんに親近感を覚える。しかも寒がりな所も自分と同じ。冬眠したいな。初めて詠む作家さんのエッセイで好印象を持つのは自分にとって珍しい事。本の紹介、魅力的な言葉に感化され、荻原さんの倹約生活と二重に楽しめた。2015/09/13
りちゃあど
18
後半になるほど、どんどん読みやすくなっていったのは作者の生活や考え方が見えてきたからかな…。自らも物書きを生業としながら、大好きな古書を買い、ささやかに日々を送る。あくせくと生きている自分には羨ましい限り。他の本も読んでみたいと思った。2014/03/10
チェアー
13
ぐだくだした文章が読みたくて、手に取った。だが、ある部分を読んで、真剣に読むしかないと思った。好きな本を読んで、好きなコーヒーを飲んで、だけど好きなことばかりできるわけじゃない。そんな暮らしの良いところ悪いところ全て飲み込んで暮らすのが古本暮らしだ。2019/03/08
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