内容説明
1871年、ウィリアム・モリスは病気の妻のために夏をすごす家をさがしていた。「ぼくの目がどこに向いたと思うかい。ケルムスコットさ。ちいさなテムズ川に石を投げればとどくようなところだ」ケルムスコット・マナーとよばれるその古い家と、特産の灰色の石でつくられた村々のひろがるコッツウォルズ地方は、モリスの理想の土地となった。いまも変わらず、この地に息づくモリスゆかりの風物をたずねて、モリスの生涯とその芸術をたどる紀行エッセー。
目次
ケルムスコット・マナー
オックスフォード
バーフォード
ミンスター・ラベル
ケルムスコット
バイブリー
ドーチェスター
ウォリンフォード
ブロードウェイ
エイヴェリー
白馬の谷
グレート・コックスウェル
ブラッドフォード‐オン‐エイボンからエディントンへ
川辺の散歩道
おわりに モリスを慕った芸術家たち―コッツウォルズとアーツ・アンド・クラフツ運動
著者等紹介
斎藤公江[サイトウキミエ]
大阪芸術大学助教授。英文学専攻。ウィリアム・モリス協会終身会員。英国ザ・ナショナル・トラスト協会会員。日本および関西ナショナル・トラスト会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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