内容説明
多くの人が治るようになった今も、がんは死に至る病として、告知をされた人の衝撃は大きい。また、長い闘病生活での葛藤。再発への不安。がんにはがんそのものの闘病と、精神的な闘病と二つの側面がある。がんのつらさとは何か?精神科医の内富庸介先生と、エッセイストの岸本葉子さんが、がんと心についてトコトン話し合った。主治医とのつきあい方、ストレスとがんのホントの関係、第2の患者=家族のこと、サポートグループの効用、そして、もし、再発をしてしまったら…。不安や孤独は、つきることはないけれど、それは、あなただけじゃない。病はあっても、自分らしく、生きるための心の指針。
目次
サイコオンコロジーについて
告知を乗りこえる
ソーシャルサポートの必要
心のケアの専門家
仲間をつくる
がんとストレスの常識、非常識
副作用と後遺症
代替療法について
医者と患者のコミュニケーション
どこからケアが始まるのか
医療者は癒されるか
再発後の治療
さまざまな悩み
家族のケア
看取りについて
再統合に向けて
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