内容説明
ある日著者は、勝手知ったる自宅の階段で足を滑らせた。その後、夫も階段から落ちて尻餅をつく。もしかして、これが老いの気配というものか?思い立ったが吉日。高齢期を前にした夫婦は大改築を決断する。目指すは、できるだけ長く自立して暮らすための安全な家だ。ここもあそこも直したいけれど、予算は限られている。一体、何から始めればいいの?どんな設計家に頼めばいいのか。お金の捻出は。公的支援はあてにできるのか。試行錯誤の日々から見えてきた、理想のかたちとは。どう住まうかを考えることは、どう生きるかに通じる、というノンフィクション作家の家つくり奮闘記。
目次
1 なぜ、リフォームを決心したか
2 何から手をつければいいの?―情報収集の日々
3 迫られる選択―改築プラン作り
4 悪戦苦闘の日々―見積り、着工から完成まで
5 直してよかった、快適空間―新生活をはじめてみて
6 これからの私たち
著者等紹介
高見沢たか子[タカミザワタカコ]
東京生まれ。ノンフィクション作家。明治・大正期の特異な人物の伝記を執筆。また、自らの体験を通して、高齢社会や家族の問題をテーマにした著書も多い
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