内容説明
アメリカの第三代大統領で、独立宣言の起草者として尊敬されるトマス・ジェファソン。彼には妻マーサとの家族のほかに黒人奴隷サリー・ヘミングズとの間に7人の子どもがいた。長く噂されながら、そのことがDNA鑑定によって確定されたのは、200年たった1998年のことだった。全米に大きな衝撃が走った。自由と平等を説いた人間がなぜ奴隷を所有していたのか?建国の父は偽善者だった?トマスはサリーを愛していたのか?誇らしい?はずかしい?トマスとサリーの子孫にあたる青年が、ふたつの家系を訪ね歩き、アメリカの自由の歴史を生きてきたそれぞれの「家族の物語」を聞き取った。
目次
われわれは、次の真理を自明なものと信じる。すべての人は平等につくられ…
オープラ・ウィンフリー・ショー
家族の物語を語り継ぐ
わが家の家系図
トマス・ジェファソン
サリー・ヘミングズ
『ザ・ウッドソン・ソース・ブック』
最期の願い
対話のはじまり
DNA鑑定〔ほか〕
著者等紹介
ラニア,シャノン[ラニア,シャノン][Lanier,Shannon]
1979年生まれ。ジェファソンとサリー・ヘミングズの子孫。ケントステート大学でコミュニケーション学を学ぶ。エミー賞受賞の若者向けTVショー『リアル・エクスチェンジ』のホスト役をつとめた
フェルドマン,ジェーン[フェルドマン,ジェーン][Feldman,Jane]
若者をサポートする仕事で国際的に注目される写真家。シャノンとともに全米に散らばるジェファソンの子孫たちを訪ね、彼らの姿をカメラにおさめた
千葉茂樹[チバシゲキ]
1959年北海道生まれ。国際基督教大学卒業。児童書編集者を経て、翻訳家として活躍
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感想・レビュー
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