若山牧水 さびしかなし

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  • サイズ B6判/ページ数 231p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794965899
  • NDC分類 911.162
  • Cコード C0095

内容説明

明治43年秋。25歳の牧水は東京を逃れて信州へ―なぜ?青年歌人の知られざる心の旅を追う新「牧水伝説」の誕生。

目次

1 秋の庭(シゲさん;病院の二階 ほか)
2 火山灰地(主義者がいるぞ;夢は越後へ ほか)
3 市井(小枝子;峠越え ほか)
4 邂逅(早春;求婚 ほか)
5 蔦茂る(懐古園の家;揮毫会 ほか)

著者等紹介

田村志津枝[タムラシズエ]
1944年、台湾台南市に生まれ、長野県で育つ。上田染谷丘高校をへて早稲田大学文学部独文科卒業。映画制作にたずさわる一方で、ニュージャーマンシネマや台湾ニューシネマなど多くの映画作品を日本に紹介。侯孝賢、楊徳昌、張芸謀監督などの作品の字幕制作も担当。ノンフィクションを執筆。現在、日本大学講師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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スエ

3
旅と酒を愛した歌人であったが、そのどちらも若い恋愛の痛みや病からの逃避的な側面もあったのだろう。周囲を巻き込む破滅的な酒であり、一人残されればさびしくかなしかった。けれど残された歌は澄みとおっている。「白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒はしづかに飲むべかりけり」2015/04/11

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