内容説明
チーズのことって知っているようで意外と知らない。ほんの少しの知識を持つだけで、チーズの世界がぐんと広がる。「どれを選んだらいいのかよく分からない」「食べ頃って何?」「もっとチーズにくわしくなりたい」…。そんな声に応えて、種類や選び方、熟成度の判断法、ワインとの相性から、歴史や栄養学、製造法まで、チーズの専門家がまるごと一冊書き下ろした。チーズを知ることは、食文化を見つめ直すこと、自然の力、そして人びとの営みを尊ぶことにもつながっていく。ひと切れのチーズから、これからの食、自然環境までを考えた、美味しいチーズ学入門。
目次
チーズのキャラクター
はじまりはミルク
チーズを生む動物たち
チーズの製造
熟成の神秘
チーズの足跡
チーズ・パワー
チーズをもっと美味しく
世界のチーズ
チーズの横顔
チーズ用語
著者等紹介
武友久志[タケトモヒサジ]
1958年大阪生まれ。チーズ&フードアドヴァイザー。辻調理師専門学校卒業後、ビストロ・ヴァンサンク、大阪全日空ホテル等でフランス料理の調理、サーヴィスに従事。この間にナチュラルチーズのサーヴィスを通じ、その研鑚に励む。95年フランス・チーズ鑑評騎士号取得。97年チーズ工房ル・シャレ熟成士に就く。98年日本初のチーズ専門番組「チーズな関係」(食チャンネル)監修。2000年同社顧問を経て独立し、ティーズ・オフィス開業。チーズの体系的な教育を目的にエコール・フロマジェを開講する。現在は辻調理師専門学校客員教授をはじめ、セミナー、研究会にてチーズの講師を務め、チーズの普及・教育・啓蒙に尽力している。第1回CPA認定チーズプロフェショナル。最近ではチーズにとどまらず、発酵食品、乳酸菌、カルシウム、スロー・フード、日本食再発見、ヨーロッパ食文化論などについても講義を行っている
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