内容説明
1957年、31歳のときの初演出作品『村の婦人学級』から、『薄墨の桜』『早池峰の賦』『AKIKO』『痴呆性老人の世界』『歌舞伎役者片岡仁左衛門』などの代表作をへて、最新作『平塚らいてうの生涯』まで、45年におよぶ映画人生をふりかえる。旅順ですごした少女時代の回想や、岩波写真文庫の編集者だったときの名取洋之助編集長の思い出、最愛の妹の死を描いたエッセーも収録。
目次
1 映画と私
2 あかね色の風景
3 あの頃の私(アカシアの坂道;人形のおしゃぶり;おとなになる悲しさを知った;旅順の小学校で ほか)
著者等紹介
羽田澄子[ハネダスミコ]
1926年、旧満州大連生まれ。自由学園女子部高等科卒。50年、岩波映画製作所の創立とともに入社。岩波写真文庫の編集を担当したのち、記録映画の演出、脚本にたずさわる。82年以降、フリーの演出家として活躍
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