出版社内容情報
2001年12月5日(水)付、朝日新聞家庭欄「読む」に掲載、紹介されました。
“「読み返すと出歩いてばかりだったような…」というが、何げない子どもの言葉やしぐさに「いいなあ」とつぶやく著者の視線や感じ方が、「子どもの本」の世界への導きになっている。本紙家庭面での連載「本屋さんの雑記帳」を中心に、書き加えた。”(紹介文より抜粋)
内容説明
田んぼの中に、子どもの本屋を開いて25年。おもしろい本を読んだら人に勧めたい。スゴイ人に会ったらみんなに会わせたい―。子どもと一緒に本を読み、自分の町を探険する。川をのぼり、落語をきく。おとなも巻き込んで、いまいるここをワクワクする場所に変えていく。これが、エネルギッシュでアイディアあふれる店主・増田喜昭の本屋術だ。地域に根ざした本屋として、メリーゴーランドは夢と未来をのせ、きょうも元気に回りつづける。
目次
1 ブックス・オブ・ワンダー(本屋さんの日記帳PART1;本を読む、人に会う)
2 メリー・メリーゴーランド(町へ飛び出せ!;本屋さんの日記帳PART2)
著者等紹介
増田喜昭[マスダヨシアキ]
1950年生まれ。三重県四日市市の子どもの本の専門店「メリーゴーランド」店主。新聞、ラジオ、講演などで本の紹介につとめるほか、「絵本塾」「童話塾」「遊美術」を主宰。最近ウクレレに夢中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tototousenn@超多忙につき、読書冬眠中。
6
絵本専門店の話
アリクイ
6
子どもが大好きな、素敵な子どもの本屋さんのおっちゃんが書いた本。本の中に登場する子ども達との掛け合いが生き生きとしていて、その記述ぶりが心底楽しそうで。読んでいてゲラゲラ笑える本屋さんの本はなかなかない。ユーモアと生命力が一杯、パワフルな一冊。2013/11/27
momo
3
好きなこと、やりたいこと、に忠実に生きてきた人の奮闘日記。好きなことだから大変なことがあっても、忙しくっても、やれちゃうのだろうなぁ。この本屋さんに行ってみたいと思った。最後の娘さんからの手紙が泣ける。2017/06/24
びすけっと
3
書店のお話というよりも、地域丸ごと子育ての本!という感じでした。行動力があるなあ。文化の発信地なんだなあ、書店。「本を読むということは、時間の流れを越えて、自分自身の時間を作り出すことだ。」(p.20)に感銘を受けました。2014/03/03
蜜
2
ただ、好きという気持ちを原動力に生きる人のことば。 届けたい先、示したい内容がよりはっきりしている。 それは、タイトルからも垣間見える。 生きて、今も本を販売し、紹介し、人と関わり続ける人の、原点に近い場所。 それを、見せてくれた。嬉しいなぁ。2012/10/22
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