内容説明
沖縄は歌にあふれた島である。雅な古典音楽や三線に彩られた島唄が今も歌いつがれ、新しいウチナー・ポップが続々と誕生する。なぜ、どこから、沖縄の歌は生まれてきたのか?500年にわたる島と音楽の歴史を、歌、人、エピソードなどで語る音楽読み物。三線音楽の神様・赤犬子。18世紀のスーパー・アイドル・吉屋鶴。戦前、沖縄音楽のレーベルをつくり自ら歌った普久原朝喜。戦後、コザを中心に活躍した嘉手苅林昌、照屋林助、登川誠仁など、きら星のようなスターの面々。世界的なヒット曲「花」の喜納昌吉。りんけんバンド、Cocco、安室奈美恵…。古典音楽からウチナー・ポップまで、沖縄の音楽のすべてがわかる決定本。
目次
第1章 歌と三線のスピリット(琉球古典音楽のヒーリング効果;古典のリズム、いにしえのビート;三線音楽の神様、赤犬子;尚真王と八重山のオヤケアカハチ;琉歌、サンパチロクの面白さ ほか)
第2章 われらウチナーンチュの歌(沖縄の武士、嘉手苅林昌に捧ぐ;明治のポップ・ミュージック「鳩間節」;ウチナーンチュの「民族大移動」始まる;チコンキー・フクバルの偉大なる革新;ゲット・アップ沖縄、ヒヤミカチ! ほか)