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インテリアと日本人

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  • サイズ B6判/ページ数 235,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794964267
  • NDC分類 529
  • Cコード C0072

内容説明

靴を脱ぎ、床に坐る暮らしが生んだ日本の「住まいの方法」。いま、日本人の伝統的身体・空間感覚が最先端のインテリアデザインに生かされ、世界で高く評価されている。日本の室内は「無」の空間として自在に変化する。ふすまや障子は気配までは遮断しない柔らかい仕切り。インテリアの原点を茶室に見る。本書は、わが国を代表するインテリアデザイナーが、創作の実際に則して「日本的空間」の特質を解きあかす。インテリアの基本を取り出し、未来のデザインをひらく、実践と思想のテキストブック。

目次

第1章 インテリアデザインの現在
第2章 伝統に宿る身体感覚
第3章 日本的空間とは何か
第4章 茶室―インテリアデザインの原点
第5章 現代デザインに見る日本文化

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ume 改め saryo

12
ちょっと話題がタイムリーだったのもありますが、今年一番出会えて良かった1冊になりました!!(*^0^*)/(*^0^*)/  歴史を紐解き、変遷を深く理解し、自分なりの解釈を加え、わかりやすく (僕には知識不足で難解な部分もありますが(^^;)綴られていました。  茶室に対するアプローチは絶賛です!! 内田さんありがとう!!(*^0^*)/2013/12/03

doji

1
日本的な感覚というものをけっして意匠や形状ではなく、空間認識の感覚として定義しようとする考え方は、ある意味隈研吾の建築に感じる、抽象化することで本質に向かう日本的なものも描き出している。日本人のそういった感覚はいまも変わっていないとする氏の考えは、2019年のいまもリアリティがあることだと思う。2019/10/05

miracolo

1
靴を脱ぐ「沓とは大地と人の間で、大地のケガレが人に及ばない様に守ったもの」というのは解りやすい。日本の、空間を襖、障子、格子で仕切るというのも面白い、欧米的に壁で区切るよりも脆弱だけど「日本の空間は約束事によって作られて、暗黙の了解の上に成立している」茶室の頁も良い。「市中の山居」都会の中に、山で静に暮らす環境を持ち込む、と言ったら良いのか。古来の、太陽が西に沈んで東から登るのを、「太陽の洞窟」として「穴」に籠って再生復活するという見方、死体の土葬ももしかすると?なんて思う。2016/03/31

takao

0
空間デザイン2017/01/10

尋日

0
アートの素養がこれっぽっちもないのに、ちょくちょくデザイン関係の本を読むのは、すでに一つ一つがうなぎの寝床と化した「知の蛸壺」を超横する事が求められる人から、何かを学ぼうとしているのかもしれないと、この本を読んでいてふと気づいた。日本的なインテリアデザインの原点に、茶室を措定しているところが興味深い。小堀遠州ってあんまりチェックしてきてないんだなー。2013/06/08

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