内容説明
デュラスのパリ、愛の事件簿。情熱と知のエクリチュール。『愛人(ラマン)』の作家の名エッセイ27篇、待望の邦訳。
目次
ある日、パリで
ストリート・ファイル
ポートレート
サルトル、バタイユ…
小さな人たち
記憶
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ハルト
3
読了:◎ デュラスの根底にある熱情が、めらめらと燃えたたせるエッセイたち。「自分の部屋から抜け出すこと」がジャーナリズムへの記事の執筆動機となり、描かれた、まさにアウトサイドからの視野を持つ記事たち。そしてもうデュラスが手放してしまったものだけれども、だからこそより違ったデュラスの一面が見られるように思いました。2019/06/20
andrebreton
0
デュラスは小説家以外の何物でもない。思想家ではないし、ましてやジャーナリストでもない。映画監督ですらないと思う。良い意味でも悪い意味でも。2014/03/10
ひかり
0
再読2014/01/16
PukaPuka
0
巻末の解説を読んで、全体の構成が理解できました。デュラスの後期作品を読みたいと思いました。2021/07/11