数の悪魔―算数・数学が楽しくなる１２夜

エンツェンスベルガー，ハンス・マグヌス【著】〈Ｅｎｚｅｎｓｂｅｒｇｅｒ，Ｈａｎｓ Ｍａｇｎｕｓ〉/丘沢 静也【訳】

晶文社（1998/09発売）

• サイズ A5判／ページ数 257p／高さ 22cm
• 商品コード 9784794963673
• NDC分類 410
• Cコード C0041

出版社内容情報

数の悪魔が数学ぎらい治します！　１や０の謎。ウサギのつがいの秘密。パスカルの三角形……。ここは夢の教室で先生は数の悪魔。数学なんてこわくない。数の世界のはてしない不思議と魅力をやさしく面白くときあかす、オールカラーの入門書。プレゼントに最適な上製版。10歳からみんなにおすすめ。

※お求めやすい普及版もあります。

内容説明

算数や数学なんて大嫌い！そんな少年ロバートの夢のなかに、夜な夜な、奇妙な老人「数の悪魔」があらわれ、真夜中のレッスンがはじまる。１や０のマジック。素数の謎。ウサギのつがいの秘密。累乗と平方根。パスカルの三角形。順列・組合わせ。無限と収束。旅するセールスマンの問題…。だいじょうぶ。ここは夢の教室で、先生は数の悪魔。数学なんてこわくない。先生が魔法のステッキをひとふりすれば、数の法則が目からウロコが落ちるようにわかるのだ。１２夜にわたる二人のゆかいな対話にみちびかれて数の世界を旅すれば、算数や数学が苦手な人も得意な人も、きっと誰もがわくわくするだろう。小学校高学年以上対象。

目次

第１夜　１の不思議
第２夜　０はえらい
第３夜　素数の秘密
第４夜　わけのわからない数と大根
第５夜　ヤシの実で三角形をつくる
第６夜　にぎやかなウサギ時計
第７夜　パスカルの三角形
第８夜　いったい何通りあるの？
第９夜　はてしない物語
第１０夜　雪片のマジック
第１１夜　証明はむずかしい
第１２夜　ピタゴラスの宮殿

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[takaC]

久しぶりに面白い本を見つけた。なかなか良い。

2015/05/07

[あーさん☆GWは墓参りをハシゴしました。暑くてバテました。]

再読。

2020/03/14

[hit4papa]

童話形式で数学の美しさ、楽しさを学ぼう！というもの。数学アレルギーの少年の夢枕に夜な夜な現れる老人「数の悪魔」が数学の手解きをする12夜です。素数，累乗と平方根、フィボナッチ数、順列・組み合わせ…と10歳から対象の書籍ですが、分かった！となるかは疑問。そもそもの理系のコにはには刺さるのかもしれません。大人が読むと、数学の美しさをあらためて知ることはできます。ただ、子供へ難しいことをやさしく伝えてようとする意図のためか、かえって読みにくくなっています。そういう意味では、読書層のストライクゾーンはあるような。

2023/11/15

[あーさん☆GWは墓参りをハシゴしました。暑くてバテました。]

算数が好きになるかもしれない本。

[seraphim]

ある日、算数嫌いのロバートの夢の中に、変な老人「数の悪魔」が現れた。数の悪魔は夜な夜な、数の話をする。1と0、素数、フィボナッチ数などなど。ロバートは数の悪魔と過ごすうち、だんだんと数の不思議に魅了されていき・・・。この本は児童書なのだが、とても面白い。私もこの本の主人公と同じように、数学が苦手で考えると頭痛がしてくる（笑）。しかしお話の中で、ロバートと一緒に数の悪魔の授業を受けているうちに、数学は楽しいものかもしれないと思えた。この本にもっと早く出会えていたら、数学の授業に興味を持てたかもしれない。

2014/09/15