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内容説明
君はいずれ目が見えなくなる―そう告げられたのは、20歳のときだった。視力が低下していくなか、著者はあらゆることに挑戦しつづける。そのかたわらには、つねに彼の目となり、心の支えとなった妻がいた。ともに旅し、映画を楽しみ、絵画について語りあううち、いつしか「見える」ことへの希望さえ忘れかけていく。完全に失明して15年、奇跡がおきる。手術によって、65歳の目に視力が甦ったのだ。しかし、その目に映るのは、荒れ狂う色彩、デフォルメされた人の顔…。はたして元通りに見えるようになるのだろうか。「見えない世界」の豊かさと「見える世界」の驚き―二つの世界を生きた希有の体験をつづる感動の手記。
目次
1 失明予告
2 「やりたいこと」と「できないこと」
3 「白い杖」の世界で
4 映画とイマジネーション
5 そして手術は成功した
6 すばらしい再発見
7 過去への旅、未来の夢
8 チャンス、ふたたび
9 ふたつの世界を生きて
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さっち
1
興味深くはあるけど、読んでておもしろいとは感じませんでした。聞いたこともない人物からの引用や、そもそも文体のせいか読みにくいとさえ感じました。目が見えない生活はどういうものか、見えない世界で何を考えるか、ということが知りたいならいいんですけど、回復した視力で見た世界は以前とどのように違っているかという認知の部分に興味があったため、外したな、という感想です。表紙裏に「荒れ狂う色彩、デフォルメされた人の顔」とあったのでそこの記述を楽しみに頑張って読み続けたのですが、そこはほとんどなし。2015/05/25
tai65
1
星4つ2014/01/25
lemon tea
1
図書館に展示してあった本。アメリカの歴史学者自身の体験による手記。見えない世界と見える世界、二つの世界を生きてみて・・・筆者は・・・。2010/05/08
salty year
0
15年間盲目の生活を経験し、手術により光を取り戻した著書の自伝。それぞれ世界の見え方には大きなちがいがある。2014/12/04
Yumikoit
0
20歳の頃に「きみはやがて眼が見えなくなる」と告げられ、そして徐々に視力をなくし、完z年に失明して15年経ってから手術によって片目の視力を取り戻す。認識の変化と体験と。2009/12/15