内容説明
きびしい断食修行のすえ、生きながら土に埋もれ、ミイラとなった僧侶たち―。彼らはなにを願って「即身仏」となったのか。芭蕉も参拝した14世紀の弘智法印から、明治を生きた仏海上人まで。全国18体の即身仏を、気鋭のライターと写真家が4年がかりで訪ねあるいた。即身仏とともに、守り守られて暮らす人びとの声、さまざまな伝承、初公開をふくむ貴重な写真を多数おさめた、かつてない「即身仏紀行」。
目次
阿弥陀さまの石棺―茨城県岩瀬町妙法寺・舜義上人
悪疫退散を祈願して―福島県浅川町貫秀寺・宥貞法印
大正時代からゆくえ知れず―宮城県白石市万蔵稲荷神社・万蔵
日本唯一の個人蔵即身仏―山形県米沢市松本茂方・明海上人
村おこしで発掘される―山形県白鷹町蔵高院・光明海上人〔ほか〕
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