内容説明
料理にほんの少し加えるだけで、感染症や成人病の予防、日々の健康維持に驚くべき力を発揮するニンニク。気管支炎、カタル、赤痢、刺し傷…様々な病気やけがを治癒する薬草として、ニンニクは古代から人びとの信頼をかちえてきた。医学の父ヒポクラテスの時代から化学薬品が氾濫する今日まで、数多くの伝説や文献にあたり、そのすぐれた効能を科学的に解く。食べかた、匂いの強さ、栽培地の土壌によっても大きく効果が変わるその成分の秘密とは…。副作用のないおいしい「万能薬」ニンニクとより深くつき合うための最適の一冊。
目次
1 起源をめぐる伝説
2 種をさぐる
3 歴史の中に登場するニンニク
4 薬草としての利用法
5 科学的に検証する
6 感染症に対する効き目
7 心臓や循環器をまもる働き
8 解毒剤として
9 殺虫剤として
10 ニンニク製品の長所と短所
11 効果的な食べ方とは
12 薬草に未来はあるか