内容説明
18世紀から19世紀にかけ、フランスじゅうを席巻した大衆演劇、メロドラマ。「犯罪大通り」とよばれるパリ繁華街にある劇場で、人びとは正義の勝利に拍手をおくり、冒険活劇に胸おどらせ、親子の別れに涙した。言葉、音楽、バレエ、装置、照明などあらゆる表現手段を自在にあやつるその舞台は、つねに観客の関心を惹きつづけた。代表作のプロット、シチュエーションを詳細に分析し、そのゆたかな歴史をたどりながら、メロドラマが巻き起こした熱狂の正体をさぐる貴重な研究。
目次
第1章 メロドラマの誕生
第2章 正義と道徳の伝道
第3章 よみがえる無法もの
第4章 新しい夢売りたち
第5章 メロドラマのつくり方



