内容説明
伝説を生きた女野溝七生子―。幻の処女作『山梔』の作家。辻潤をはじめ男たちの永遠の恋人。不思議なえにしで結ばれた詩人が、知られざる真実を愛情をこめて証す。
目次
マズハ鎮魂ノタメニ
孝行の経済学
光ト、闇ト
“と”の効用について
NOW OR NEVER!もしくは別れの美学
救われない子供たち
詩と真実
内なる家
失われた兄たち
短歌とラグビー
新風のゆくえ
ある結婚否定論の結末
散けし団欒
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
どんぐり
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野溝七世子のすがたを世に伝えたいという一念で書かれた本。七世子へのリスペクトにあふれてあまりある文章で綴られているけれど、読者は七世子についてそれほど知らないので心を震わせるほどのこともない。これは、矢川澄子の野溝七世子に対する追慕が強烈すぎるためなんだろう。2011/08/19
どんぐり
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野溝七世子のすがたを世に伝えたいという一念で書かれた本。七世子へのリスペクトにあふれてあまりある文章で綴られているけれど、読者は七世子についてそれほど知らないので心を震わせるほどのこともない。これは、矢川澄子の野溝七世子に対する追慕が強烈すぎるためなんだろう。 2011/08/15