感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鬼山とんぼ
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ケストラーは私の少年時代にかなり注目された評論家らしい。本書は年下で同じくハンガリー出身の皮肉屋ジャーナリストによる追悼文めいた交遊録。ケストラーが気さくで直情径行で女好きサッカー好きで、四方八方、自由闊達に想念が飛び回り、自分の主張通りに安楽死を実行したことがそこはかとなく書き綴られている。著者のミケシュは東大教養課程の英語の副読本「没落のすすめ」で知るようになった。今の日本に通ずるところがあるなあと思い出して読んでいる。2019/01/21
