内容説明
「この間、あなたが人を殺した時、わたし、現場にいたんですよ」―殺し屋リーヴズの前に現れた男は、自分はタイム・マシンであなたの犯行を目撃したと言った。最初は一笑に付したリーヴズだが、男が次々に示す証拠に次第に真剣になっていく。このマシンを手に入れれば、どんな犯罪も思いのままだ…。奇想天外なストーリーが巧みな話術で展開していく「クライム・マシン」、ありふれた“妻殺し”が思わぬ着地点に到達するMWA賞受賞作「エミリーがいない」をはじめ、迷探偵ヘンリー・ターンバックル部長刑事シリーズ、異常な怪力の持ち主で夜間しか仕事をしない私立探偵カーデュラの連作など、オフビートなユーモアとツイストに満ちた短篇の名手、ジャック・リッチーの傑作17篇を収録したオリジナル傑作集。
著者等紹介
リッチー,ジャック[リッチー,ジャック][Ritchie,Jack]
1922‐1983。アメリカの作家。ウィスコンシン州ミルウォーキー生まれ。1950年代から80年代にかけて『ヒッチコック・マガジン』『マンハント』『EQMM』などの雑誌に、350篇もの作品を発表した短篇ミステリのスペシャリスト。「エミリーがいない」でMWA(アメリカ探偵作家クラブ)最優秀短篇賞を受賞。乾いたユーモアと巧みなストーリーテリング、無駄を徹底的にそぎ落とした簡潔なスタイルは作家の間にもファンが多い
好野理恵[ヨシノリエ]
早稲田大学第一文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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