内容説明
晴れるもよし、降るもよし。―ヘラ鮒に魅せられた漫画家が、四季折々の野川をめぐり、釣りの醍醐味をイラストとともに綴る。魚のアタリもさることながら、気のおけない仲間とうまい弁当があれば、釣りは十倍楽しめる。抱腹絶倒の「釣行記」を好釣のお供に!幻の名作釣り漫画「桃色遊戯」のほか、「私家版・釣り用語辞典」を収録。
目次
桃色遊戯
釣りと漫画の日々
釣り場四景
釣行記(ヘラ鮒;奮戦・鬼怒川釣行;初冬の八間川;印旛新川・無頼ネコ;陽気は最高、長門川;タニシも釣れる浅間新堀;ヘボに鬼門の稲荷川;野の夏・名もなき水路にて;川治ダム湖、“N情報”に乗せられて;追われ逃れて雨の古渡へ…;好調、好釣、小櫃川;桜の木の下、新八間川;釣り仲間)
釣り具
私家版・釣り用語辞典
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gtn
8
漫画の暗さと、仲間とワイワイ楽しむ釣紀行とのギャップがいい。2020/02/11
Nepenthes
3
つげ忠男先生の釣りエッセイに連ねて漫画「桃色遊戯」を収録した本書。自分はこの「桃色遊戯」にすっかりやられてしまった。どうやったらこんな話を書けるようになるんだろうというくらい不思議でシュールな話で、情緒や詩的表現の鋭さが何とも凄い。絵はミニマルで物語も捉えどころが無いのに無駄や妥協が一切無い感じ。不気味でありながら不穏さは無く何処までも静かで牧歌的。エッセイは後に出る「釣り愉し、弁当旨し」に通ずる節があるが、70年代のエッセイは未収録の様子。しかし本書にしか掲載されていない逸話があったりで充分価値がある。2023/11/20
1045
0
それなりに面白かった。赤いヘラブナ見てみたいなぁ。2014/11/10
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