著者等紹介
金子信久[カネコノブヒサ]
1962年、東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。府中市美術館学芸員。専門は江戸時代絵画史で、これまでにない切り口で美術を紹介する展覧会を企画し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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sofia
27
ジュニア版なのでとてもわかりやすい。『椿説弓張月』の「讃岐院眷属をして為朝をすくふ図」から「もしも猫展」で見たかわいいネコたちがいろいろ載っていて楽しいなと思っていたら、仙厓の絵にハマってしまった。この本を読むまで仙厓を知らず、「犬図」しか知らなかったのに。2024/08/09
Nat
27
図書館本。金子信久さんの本を読んで面白かったので、借りてみた。国芳が描いた東海道の宿場の名前をの猫の様子で表す「そのまゝ地口 猫飼五十三疋」が可愛くて面白い。その他にも見たことのない作品も沢山あり、飽きずに読めた。仙厓の絵は、福岡市立美術館のミュージアムショップにあったお土産の犬図のトートバッグで初めて知ったが、生涯や作品などがわかりやすく解説されていて参考になった。ジュニア版だけど、大人も楽しめる。2023/09/09
m
5
仙厓のお勉強に。子供向けだが飽きずに読むにはこのくらいの内容がちょうど良い。絶筆の碑を建てたのに、その碑をまた絵に描いているところにおかしみを感じる。2022/06/15
ビシャカナ
3
江戸で厳しい武者絵から可愛らしい猫まで、洒落っ気たっぷりに描いて人気を博した浮世絵師、歌川国芳。博多で面白おかしくも多義的で見るものに問うような絵で仏教を説いて人気を博した仙厓。ケレン味もリアリティも迫力もある国吉、ゆるいヘタウマのようで味わい深い仙厓。全く異なるようで世の中や決まり事を蹴飛ばすようなエネルギーには通じるものがあるようで、日本美術の幅広さを感じる。2023/06/25
yo-su-
2
国芳が描いた崇徳天皇の絵が気に入っているので読んでみた。2025/02/15