嘘、秘密、沈黙。―アドリエンヌ・リッチ女性論

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嘘、秘密、沈黙。―アドリエンヌ・リッチ女性論

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  • サイズ B6判/ページ数 549p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784794921918
  • NDC分類 934
  • Cコード C0398

内容説明

女とは何か。女として生きるとはどういうことか。一人の女として、母として、詩人としての自らの経験を深く掘りさげて、母性神話について、異性愛について、女の教育と仕事についてラディカルに問う。そして、男によってつくられた歴史や文化のなかで、沈黙を強いられてきた女の生きかたを解放する視点を明らかにする。つねにフェミニズムの原点にたちもどりつつ、その最前線を歩んできた詩人の思考の軌跡を初めて紹介。

目次

アン・ブラッドストリートの精神的緊張
わたしたち死者が目ざめるとき
自由入学制大学の言語教育
反フェミニスト女性
生きのびる意志―エリナ・ロス・テイラーの詩
ジェイン・エア―母のない女が出会う誘惑
女像柱―二つのコラム
アン・セクストンの死を悼む
女性中心の大学をめざして
エミリ・ディキンスンの力―家庭のなかのヴェスヴィウス火山
女と名誉―嘘についての覚え書
束縛された母性
私たちの内なるレズビアン
仕事の条件―女性の共通世界
夫の権利と父の権利
私たちが女を愛することの意味
教育をもとめる権利
女の学生と真剣に向きあう
権力と危険
母性―現在の緊急事態と未来への大飛躍
文明への不忠誠

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

1
女と女の結びつきから読み直すジェイン・エアやエミリ・ディキンソン論は新鮮かつ、自分がなんとなく抱いていた気持ちを詩人によって言語化される気持ちよさ そしてこれがわたしの内なるレズビアンということなんだと思う(本人はこのことばのあいまいさを自分で批判しているが)。ゲイ男性もまた男性中心主義の立役者であるという指摘も重要だと思う。2021/12/28

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