出版社内容情報
「問い」をつくる楽しさと可能性は無限大!
教室、研究、仕事、日常生活に役立つ質問づくり・課題解決の最新・独自メソッド
本書は、「問い」をつくる楽しさと可能性を探究する冒険の書です。「ハテナソン」とは、「はてな(?)」と「マラソン」を組み合わせた私たちの造語で、じっくり時間をかけて質問づくりをする学びの場を象徴しています。私自身が高校生時代に出合った「問い」を出発点に、人が対話を通じて成長し続けるプロセスを物語仕立てに綴りました。通読すれば、現代社会における「問い」の重要性を再認識していただけるものと思います。
質問づくりは、その問いへの答えを見つければ終わりというものではありません。大切なのは、その過程を通じて思考力や創造力を引き出し、発展させ、成長につなげることです。本書では、『たった一つを変えるだけ』の著者(ダン・ロススタイン氏とルース・サンタナ氏)が開発したメソッドを含め、問いづくりの基本やその応用法をわかりやすく説明します。さらに、「問いの窓」「問い重ね」「問い磨き」など、私が代表理事を務めるNPO法人「ハテナソン共創ラボ」が開発した独自の手法も紹介しています。これらのメソッドは、シンプルでありながら深みのある問いづくりを、誰でも簡単に実践できるように設計されています。それらに基づいて読者自身が問題を発見し、解決策を導き出していくプロセスを紙上体験できるような構成を心がけました。
本書は16歳(高校1年生)を第一読者層として想定していますが、もちろん探究学習やプロジェクトベース学習に携わる教育関係者、研究者、大学生・大学院生にも有用なツールです。課題解決に悩むビジネスパーソン、年齢を問わず成長を求めるすべての人にもおすすめです。問いを楽しむ姿勢を養えば、きっと違う景色が見えてきます。ぜひご一読いただき、仕事や日常生活にお役立てください。(さとう・けんいち)
内容説明
「NPO法人ハテナソン共創ラボ」が開発した探究法(問いの窓、問い重ね、問い磨き)も紹介!本書は、問いをつくる楽しさと可能性を探究する、まさに冒険の書です。「ハテナソン」という言葉は、「はてな(?)」と「マラソン」を組み合わせたものです。著者が高校時代に出合った「問い」を出発点とし、対話を通じて成長し続けるプロセスを描いています。物語のなかで展開される「問い」の探究は、現代社会における重要性を再認識させる内容となっています。「問い」を通じて、ただ答えを見つけるのではなく、思考力や創造力を引き出し、個人の成長が促せる一冊となっています。高校生、教育者や指導者、研究者、そして大学生・大学院生、必読の書!
目次
プロローグ―ハテナソンとは何か?
第1章 問いをめぐる冒険に出掛けよう
第2章 今あるハテナで対話してみよう
第3章 問うためのテーマと問題を発掘しよう
第4章 QFTで問いと仮説をつくろう
第5章 問いみがきで「動く問い」をつくろう
第6章 問いをめぐる冒険を振り返ろう
最終章 問いをめぐる冒険を終えて
エピローグ―冒険を終えた3人のその後
著者等紹介
佐藤賢一[サトウケンイチ]
1965年5月22日、北海道岩見沢市生まれ。京都産業大学生命科学部産業生命科学科教授。教育支援研究開発センター長。博士(理学)。NPO法人ハテナソン共創ラボ代表理事。高校を卒業するまでの18年間を、北海道の四つの街(岩見沢市、函館市、室蘭市、札幌市)で過ごす。大学入学を期に北海道を出て、それ以降は関西圏に在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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