さらば寂しすぎる教育―福生市・タメ塾の記録

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  • サイズ 46判/ページ数 296p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794812469
  • NDC分類 376.8
  • Cコード C0037

出版社内容情報

「付き合い切る」をモットーに、「落ちこぼれ」や「引きこもり」を励まし、
支え続けた伝説の学習塾がいま蘇る!感動の名著再生

 ある時、「僕の原点です!」と言って紹介されたのが、『学習塾の可能性―福生・タメ塾の記録』(ユック舎、1982年)という本だった。紹介してくれたのは、NPO法人「育て上げネット」で若者の就労支援を行っている井村良英さん。井村さんの活動内容を聞いて感銘を受けた私は、「ぜひ、その活動を本にしたい」と持ちかけた。
 その井村さんの「原点」となった本、ぜひとも読まなければと思って調べたところ、残念ながらすでに絶版となっていた。地元の図書館にならきっと置いてあるだろうと調べると、やはり福生市立図書館にあったので、早速借りて読んでみて仰天した。とても40年以上前の本とは思えない。現在につながる教育問題、社会問題が見事に描き出されている。これほどの良書が手に入らないのは社会の損失だ、何としてでも復刻したい! と思った。
 すぐさま井村さんに連絡を取り、著者の一人である工藤姫子さんを紹介していただき、復刻の了解を得るとともに、「復刻版まえがき・あとがき」の原稿を寄せてもらうことにした。姫子さんは現在、ご主人・定次さんの遺志を継ぎ、「NPO法人青少年自立援助センター」の専務理事として活躍されている。
 1977年の開講以来、「落ちこぼれ」や今でいう「引きこもり」気味の子どもたちを支え続けた福生の学習塾「タメ塾」は全国でも話題となり、塾長の定次さんはテレビなどにもよく出演し、活動内容を紹介したり、教育相談を行ったりしていた。本書は7年間にわたるその実践記録であるが、一貫しているフレーズは「子どもたちと付き合い切る」である。これは言葉にするのは簡単だが、いざ実践するとなるとかなり難しい。しかし、お二人は実際にやってのけ、それが「青少年自立援助センター」の設立へとつながった。本書に出てくる事例の数々は、時を超えて教育界、ひいては日本社会にさまざまな示唆を与え、一石を投じると確信している。教育関係者だけでなく、「寂しすぎる教育」に疑問をもつすべての方に読んでいただきたい「名著」の復活である。(編集部)

内容説明

あなたは、子どもたちに「付き合いきれるか!」課題を抱える子どもたちと「付き合いきった」男は、「己自身を生きろ!」と訴えた!

目次

第1章 タメ塾・教育の駆込寺(「非行」ってなに?;暴力の世界;親を忘れた大人たち;子どもの「自立」をどうするか;大人社会の子どもたち;「生かされる」から「生きる」へ;明日が壁の子どもたち)
第2章 タメ塾の「優等生」たち(校門で立ち止まる子どもたち―登校拒否、N子の場合;自分をいじめないで―わが友、非行少女B子の場合;世界を変える子どもたち―自閉症C君の場合;冷たい心じゃないんだ―自閉症S君の場合(スタッフ2人の報告)
遊び・コミュニケーション
「あしの会」宣言
暗い道を走る子どもたち
自分に優しくして欲しい)
第3章 タメ塾に何ができるのか(進学・子どもたちの迷路;胸を張るタメ塾;さよならだけの教師たち―学習塾はなくなるのか;添い寝を拒否する教師たち;子どもも人生をやっている―タメ塾とツッパリ生徒たち)

著者等紹介

工藤定次[クドウサダツグ]
1950年、福島県生まれ。早稲田大学文学部、和光大学人文学部にて心理学、社会学を学ぶ。1975年から和光大学人文学部三橋修研究室員を経て、1977年より福生・タメ塾を開講。生前、雑誌『伝統と現代』に執筆するほか、日本テレビ『お昼のワイドショー』に教育問題で出演していた。2019年、永眠。享年68歳

工藤姫子[クドウヒメコ]
1955年、神奈川県生まれ。1999年、NPO法人青少年自立援助センター専務理事就任(現職)。一男二女の母(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。