内容説明
幼き性犯罪者への治療。癒やし、支え、再犯を防ぐ心理療法の最先端を紹介。新たな被害者を生み出さないための最良カルテ!
目次
ぼくは人間なの?
性的虐待と若年加害者―しばしば寄せられる質問
六二人の若手加害者に関するデータ
きょうだい間の性的関係
再婚家族内での性的虐待
里親家庭や施設における性的虐待
近隣地域における子どもへの性的虐待
集団強姦
低年齢の子どもの性的行動について
リスク評価に潜む危険性
治療のための前提条件
強迫性周期プロセスについての考え方
治療分野
止めどない否認の嵐とそびえ立つ防御の塔
マルティンの事例―記憶と承認
治療―心理療法と教育治療者自身の感情
ある少年の事例
治療終了後のジムとの対話
著者等紹介
ニューマン,アンデシュ[ニューマン,アンデシュ] [Nyman,Anders]
1946年生まれ。心理士、心理療法士、家庭カウンセラー。専門は臨床心理学。現在は、ストックホルム市内の「心理療法クリニック」に所属
リスベリィ,ウーロフ[リスベリィ,ウーロフ] [Risberg,Olof]
1960年生まれ。心理士、心理療法士。現在は、性的虐待の被害者と加害者の双方を対象とする「ボーイズ・クリニック」を運営するほか、性加害治療を行う他の機関でも心理療法のコンサルタントとして活躍中
スヴェンソン,ベリエ[スヴェンソン,ベリエ] [Svensson,B¨orje]
1942年生まれ。ソーシャルワーカー、心理療法士。若年加害者のみならず、成人刑務所での性犯罪者に対する治療にも従事してきた。現在は、「ボーイズ・クリニック」を運営するほか、ケア宿泊施設での若年性加害者に対する治療にあたっている
見原礼子[ミハラレイコ]
一橋大学社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。専門は教育社会学、子ども社会学。ユネスコ日本政府代表部専門調査員、同志社大学高等研究教育機構准教授などを経て、長崎大学多文化社会学部准教授。近年は、ヨーロッパにおける子ども性虐待やセクシュアリティ教育に関する研究を進めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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