内容説明
年収約888万円(2019年現在)の国会議員は何をしているのか?北欧5か国の中でもGDPが一番高いスウェーデンだが、その報酬額は北欧中最低となっている。地方議会の議員に至っては、ほとんどの場合報酬はない。国会議員の宿舎は質素なもので、通勤や移動に公共交通機関を使うというのが常である。「民主主義の先進国」と言われるスウェーデンの知られざる姿が明確にされ、徹底した情報公開と国民の政治参加、そして監視システムが民主主義の根幹を担っていることがよく分かる。
目次
第1章 贅沢や特権というものは皆無(首相が教える掃除のコツ;国会議員の宿舎 ほか)
第2章 透明性―見張りを見張るのは誰か?(政府の透明性;国会議員の支出に目を光らせる ほか)
第3章 汚職を許さない(モタラの事件;トブレローネ・スキャンダル ほか)
第4章 スウェーデンという国(この国のはじまり;飢え、貧困、街中の豚 ほか)
著者等紹介
ワリン,クラウディア[ワリン,クラウディア] [Wallin,Claudia]
ブラジル人ジャーナリスト。リオデジャネイロ連邦大学(UFRJ)からジャーナリズムの学位を取得。チーヴニング奨学金を受けて英国バーミンガム大学にてロシア・東欧研究の修士号を取得。2003年からスウェーデンを拠点にして活躍。ロンドンで「TV Globo」のヨーロッパ支局長、「International Herald Tribune TV」のディレクター、「BBC World Service」のプロデューサーを務め、現在も特約記者として寄稿している
アップルヤード和美[アップルヤードカズミ]
島根県生まれ。広島大学卒業後、中学教員として勤務し、アメリカ・インディアナ大学で国際比較教育学の修士号を取得。大学の英語講師を経て、2007年よりスウェーデン大使館勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Fondsaule
との@恥をかいて気分すっきり。
あーちゃん