南国港町おばちゃん信金―「支援」って何?“おまけ組”共生コミュニティの創り方

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南国港町おばちゃん信金―「支援」って何?“おまけ組”共生コミュニティの創り方

  • 原 康子【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 新評論(2014/09発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 204p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794809780
  • NDC分類 333.825
  • Cコード C0036

出版社内容情報

本書は、たぶん書店では、「国際協力・NGO(非政府組織)」というジャンルの棚に並ぶだろう。私がいくら「この本は、有酸素運動による腰痛と肩こり改善を追求した、普遍的命題の哲学書である」と言い張っても、「哲学」の棚に並ぶことは、残念だがまずなさそうだ。私の地元、岐阜では「そんなわけあらすか?(そんなわけないでしょう?)?!」というところだ。
 それにしても、本書のキーワードとなる「国際協力」「支援」「援助」という言葉、美しいが、そのあり方そのものについて問われることはあまりない。「積極的平和主義」を謳う現政権がなし崩し的に押し進めている「武器の輸出規制の大幅緩和」「集団的自衛権や集団安全保障を可能とする憲法解釈」「ODA(政府開発援助)の軍事利用を禁止する要件緩和」にも、必ず「支援」とか「国際協力」とか「国際貢献」といった美名(偽装表示)が脇に付く始末。これこそ、「そんなわけあらすか?!」である。
 国境を超えた激しい競争社会もまた、これらの言葉を都合よく使い回し、その中身を問うことなく、市場で値段の付くもの、効率的に素早く効果を上げるもの、果ては軍事産業や原発輸出など莫大なお金と巨大な「モノ」が動くものに、その名を与えているのが現状だ。「軍事」と「経済」が一体化した「国際協力」、これらは抗し難い流れなのだろうか。
 こうした由々しき潮流に、真正面から勇ましく立ち向かっていくような気概、迫力は、4コマ漫画満載の“脱力”の本書からは全く伝わらないかもしれない。しかし、ちょっと息を抜いて本書の世界にもふれてほしい。一歩立ち止まり、これまでの「自分の立ち位置」、これまでとは違う「もう一つの抵抗のありか」を、考えていただくきっかけぐらいにはなるかもしれない。
 本書は岐阜県の小さな国際協力NGO(認定NPO法人ムラのミライ。2014年10月、旧称ソムニードから改称)が、南インドのスラムのおばちゃんたちと一緒に、勝ち組にも負け組にもならない“おまけ組”の共生コミュニティ、「おばちゃん信用金庫」を設立した話だ。インドの経済学者アマルティア・セン流に言えば「潜在能力の開花」、私流に言い換えれば「国際協力」という名の「お節介」の話だが、中身はやはり、普遍的命題に迫る「哲学書」だと私自身は思い込んでいる。(はら・やすこ)

【著者紹介】
国際協力コンサルタント、コミュニティ開発専門家。われながらウサンクサイ肩書きだが、アジアやアフリカの農村や都市のスラムのおばちゃんたちと自信や自尊心を高め合い、共生のコミュニティを創る「お節介」が仕事。岐阜県出身、ネパール在住。

内容説明

経済第一主義が作り出す、ほんの一握りの「勝ち組」と大多数の「負け組」―超格差社会。しかしここに、勝ち組でも、負け組でもない、“おまけ組”とも呼ぶべきもう一つの道を選んだおばちゃんたちがいる。南国のある港町。彼女らの小さな取り組みが私たちに教えてくれるものとは。国際協力NGOの一員として活動を共にした著者が、自らの「思い出すのも恥ずかしい」数々の失敗話を俎上にのせて、共生、支え合い、支援のありうべき姿を、ユーモア溢れる筆致で鋭く描き出す。

目次

第1幕 南国港町おばちゃん信金(鵜匠さんとインドのおばちゃんと赤味噌と―誰かが誰かを援助できる?;給与はインドルピーです―「援助」の仕事はさっぱり…;途上国「援助」における職人技とは?―親方の技を、現場で盗みたい ほか)
第2幕 印度草双紙(インド暮らしスタート;テレビCMとお手伝いさん;大工、電気・水道・電話の修理屋さん ほか)
第3幕 日本のおばちゃんとして―途上国で働く三つの理由(途上国で身につけた「援助しない技術」;勝ち組・負け組・おまけ組;日本国憲法とおばちゃん)

著者等紹介

原康子[ハラヤスコ]
国際協力コンサルタント、コミュニティ開発専門家。岐阜県出身、ネパール在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁冊

18
勝ち組、負け組ではない、おまけ組(表紙見返し)。ソムニード(現ミライ)とは高山市の和田信明さん(28頁)を想起した。12年前会議で勉強させていただいたので。御礼。共生コミュニティおばちゃん信用金庫(4頁)。多分著者は私と同年齢に違いない。インドカレー大好きのようで、インド社会に馴染もうと努力されていた(23頁)。国際協力の現場のドタバタ劇という書かれ方だが、実際は、相当に苦闘していたと推測される。書けないこともあったことだと思う。2014/12/22

ふう

5
インドのおばちゃんたちとの集合写真で、筆者が頭頂部だけしか写っていないのを見て笑えた。それほどに「主役は私」と主張するおばちゃんたちの明るく逞しい存在感。誰のための組織か、について幾度となく師匠にツッコまれつつ、捨てきれない潜在意識。写真の主役はともかくとして、誰のための信金か、が繰り返し語られるところに、支援の意味を伝えようとするこの本の意図がある。2015/06/16

Akihiro Nishio

4
先輩が本を出したと聞いたので読んだ。南インドで貧困婦人向けの信用金庫を設立するプロジェクトをとおして、作者が成長していく姿が描かれる。インドのおばちゃんの言葉が岐阜弁で書かれるので、自分にとって読みやすく面白い。岐阜を知らない人には、小ネタの意味がわからないところがあるかも。作者が最も伝えたい「援助しない援助」については伝わったと思う。2014/11/04

Sanchai

4
「南国港町」だけでは想像できないと思うが、この本はインドのスラムでそこに住むおばちゃんたちが信用金庫を設立し、自律的な経営を実現させていくまでを見守った1人の日本人女性の活動記録が、岐阜弁で書かれている。著者の所属するNGOの現場へのアプローチは他の日本のNGOと比べてもとてもユニークで、国際協力に関心のある人には薦める。ただ、もう少し読者に想像の余地を残しておいてもらえるとよかったかも。事実を記録にとどめておくのに徹して、現地NGOのスタッフが「援助しない技術」を身に着けたのかも語って欲しかった。2014/09/29

Kentaro

3
ダイジェスト版からの要約 途上国の農村や都市スラムを訪れるとき、細心の注意を払うのが相手との関係づくりだ。普段から大抵の人は「よい関係づくり」を心がけている。だが一旦、途上国に援助目的で出かけてしまうと、お金を持っているというだけで、「相手との関係づくり」を忘れてしまう。どんなに低姿勢で「おばちゃんたちとは対等です」と言っても、それは「お友だちごっこ」でしかない。初対面の人には、必ず自己紹介をすること。訪問の目的を、読み書きのできないおばちゃんたちがわかる言葉で説明すること。そこから関係性の構築が始まる。2018/04/26

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